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ビーチラグビーはルールを理解していないと勝てない!

このページでは、ラグビー経験者がビーチラグビーの大会に出る事になった時のために抑えておきたいポイントとルールを解説致します。もし、試合に出る予定があるのであればご確認下さい。

じゃないとラグビーが上手くても自分より10歳も20歳も年上の女性チームに負ける事になります。

試合で勝つには、まず”個々”で勝つ必要がある15人制に対し、個々のポテンシャルで全員が負けていても組織で勝つことができるのがビーチラグビーの醍醐味でもあります。

15人制で活躍した選手も勝てないのが現実

15人制のラグビーをやっている人のとってはビーチラグビーのルールにはあまり興味はないでしょう。たとえ試合に誘われても、「タッチフットみたいなもんだろ!」と勝手に自分で納得し「ちょっと素人と遊んでやるか」と日本ラグビーのトップで戦ってきたプライドが邪魔をしてしまうのです。

しかしこれは、全くの勘違い野郎です。15人制がアップなどで行うタッチフットとビーチラグビーは全くの別競技と認識しておきましょう。じゃやないと、自分よりも足も遅くてパスのスピードも遅い、女性チームに簡単に負けてしまうことになります。

まず、ビーチラグビーに参加するの際、15人制のプライド、日本ラグビーのトップで戦っていきたプライドは捨ててください。もし、ビーチラグビーの練習を全く行わないで試合に参加する場合は、「俺はパススキルだけは人並みに持っている」くらいで止めておきましょう。

グランドで足が速くても、ステップに自信があっても砂浜に足を取られて思うように動く事は出来ません。そして何より、知らないルールに戸惑う事になります。

明らかに自分よりも能力が低いチームに、歯が立たない自分たちにイラついてしまい、禁断のコンタクトプレーに走ってしまう人もおり、トップリーグのチームで、出入り禁止になったチームいるようです。

ビーチラグビーと言えども、紳士のスポーツですから決められたルールを守りノーサイドまではレフィリーに口出しをせずラグビーを楽しみましょう。

ルール解説

ざっくりでいいので、まずは一通り下記のルールブックを確認してください。

ある程度、理解できましたでしょうか?基本的な部分はタッチフットと同じなので急に試合でに出てくれと言われても対応できると思いますが、ラグビー経験者がやってしまうミスを紹介しておきます。下記の3点は必ず意識してください。

①ポイントオーバー

タッチされた場所からスタートする点については、タッチフットと変わりはないですが、ポイントオーバーがめちゃくちゃ厳しいです。どれだけナイススピードでボールをもらって入って来ても。タッチされた位置から少しでも進んでしまった分は戻されてしまいます。

なので、喰い気味に止まるくらいでいいです。むしろタッチされてないのに止まるくらいでいいでしょう。センターの人は初めは辛いかもしれません。ビーチラグビーにおいて1タテのナイススピードはあまり価値がないのです。

 

②ダミーハーフ

ラグビーでは、「ピーからゴー」という言葉があるようにペナルティーを貰った瞬間、SHが相手ディフェンスのノット10メートルを狙うプレーがありますが、ビーチラグビーの場合、スナッパーからボールをもらうレシーバーがSHの位置付けになります。

「ディフェンスのギャップを見つけた」と少しでもブレイクしようと前に出てもタッチされれば一発で攻守交代です。上手いチームはワザと、レシーバーを誘い込むようなディフェンスをするチームもありますので注意が必要です。

③フロントパス

ビーチラグビーの場合、5回の攻撃権の内1回だけ前に投げることができます。フロントパスと言いますが、投げる際はボールを肩より上の位置から投げる必要があります。ラグビー経験者はスクリューパスで放ってしまう事が多々あります。

以上がビーチラグビーのルールとラグビー経験者が意識しておきたいルールになります。

勝つために意識したいポイント

ここからは、ビーチラグビーで勝つために意識しておきたいポイントについて解説しておきましょう。まずは基礎スキルについてです。ラグビーで使うパススキルについては問題ないと思いますが、ビーチラグビーにおける必要なパススキルは後2つあります。

1つ目はタッチされた時に行う股下からの”素早い”パスです。「タッチされた瞬間に如何に早くレシーバーにパスを放ることができるか。」が大きくブレイクする鍵を握っています。そして2つ目はフロントパスです。アメフトのクォーターバックー行う上から投げるパスですが、誰でもどのタイミングでも投げれるようにしておきましょう。

プレー中のボールの持ち方もスクリューパスというよりかはフロントパスが投げれる持ち方を意識しておく方が良いでしょう。ビーチラグビーで勝利の鍵を握るのが「フロントパス」です。このフロントパスの使い方次第で、勝敗が変わってきます。

また、このフロントパスがあるからこそ、女性チームでもラグビー部チームに勝つ事ができるのでしょう。ビーチラグビーでは、如何にディフェンスを前に意識させて裏を取るかを考える必要があります。

”強いチーム”と言いますか、よーく練習しているチームは、アメフトのように「よし、前に投げるぞー!」ではなく、攻撃の流れの中でフロントパスを使うタイミングがものすごく上手いのです。

初めてビーチラグビーの試合に出るラガーマンは「えっ!そんなところ人がいたのか!」と思ってしまう事が多々あるでしょう。だってサッカーで言う、ワン、ツーパスがラグビーでも使えるのです。下記イラストを参照下さい。

 

これは1つの例ですが、”気付いた時には④のプレーヤーが前にいる”このようなフロントパスをごく強いチームは自然に使いこなす事が出来るのです。

恐らくラグビー経験者であれば「フルバックを1枚置いておけばいいじゃん。」というような浅はかな考えを持つ事でしょう。しかし、それではダメです。

なぜならば、前に出るプレーヤーは1人だけとは限らないからです。「フルバックを引きつけて逆サイドにフロントパス」なんてプレーがごく普通に行われるのです。

どれだけディフェンスのプレーシャーが良くても、このフロントパスに対応出来なければ、全く意味がありません。

逆に、このフロントパスを攻略できればビーチラグビー初心者のラガーマンの勝利が見えてくるのです。ではどうすればいいのか?アタックについては、イメージとしてはタッチフットというよりセブンスのイメージを持った方が良いです。

スペースにまずはボールを回して、そこからクロスやループでどんどんボールを動かしましょう。フロントパスを使うまではスローフォワードを気にしなくてもいいのですから。クロスダミーでそのままダミーランに向けて前パス出来るなんて最高ですよね。

また、ワイドの早いパスも有効です。特にライン際へのフラットパスは効きます。ビーチラグビーだけやっている人は際で抜く事はアタックもディフェンスもあまり意識していません。また、パススキルも平均的に上手い人は少ないです。

 

下記イラストのような形が取れれば最高ですね。

続いてディフェンスですが、ディフェンスについては、常にワンツーマンで対応できれば、ゼロ点に抑える事ができます。

ラグビーの試合では、前に走ったプレーヤーはオフサイドプレーヤーとなるため無視してしまいますが、ビーチラグビーの場合はオンサイドプレーヤーです。ワンツーで見ることによりしつこくディフェンスをしましょう。

だだ、これにはスタミナが必要になります。ですが、日頃15人制で汗を流しているラガーマンにとっては楽勝でしょう。なぜならば、ビーチラグビーは10人が代わりたい時に交代できるルールだからです。ただ、プロップの方が出場するのであれば話は別ですが。。。

逆に交代がないと辛いですが、フルで出たとしてもコンタクトプレーが無い分体力的にはセブンスの試合の方がやや辛いです。なのでセブンス経験がある人は、その辺を意識して考えておけば楽に試合ができると思います。

以上がラガーマンがビーチラグビーで勝利するためのポイントですが、どうせ出場するなら勝ちに行きたいというラガーマンをもいると思いますのでどのレベルであればトップで戦えるのか、解説しておきます。

ビーチラグビーの大会に出場しよう。

ビーチラグビーの関東大会では以下のカテゴリーに分かれて試合が行われます。

例:第27回 関東大会 2017年7月17日(月・祝)、29日(土)〜30日(日)
※募集チーム数208チームB1プレミアム 予選:2017年7月29(土) 決勝:2017年7月30(日)
B2トーナメント 予選:2017年7月17日(月祝)・29(土) 決勝:2017年7月30(日)
オーバー35、40 2017年7月30日(日)
レディース 2017年7月30日(日)

 

15人制に例えると、B1プレミアムはトップリーグ、B2トーナメントは下位リーグとなりますが、この2つは雲泥の差があります。B2トーナメントには女性チームもいたり、運動程度に参加したり、ラグビー部で形成されたチームなど色々ですが、基本的に個人のポテンシャルは低いです。

中には、「うォ!」というスピードやステップ、パスをする選手もいますが、いても1チームに1人か2人程度です。平均的に足も遅くパスも遅いです。女性チームにしてみれば全員が足が遅くパススピードも遅いです。

しかし、B1となるとほぼ全員のポテンシャルが高いです。ラグビー経験者が多いと思われますが、パスのタイミングやスピード、ステップに切り返しもスピード感があり、1つ1つのプレーが速く正確です。

レシーブ1つにしても、タッチされてからレシーバーがボールを持つまで、コンマ何秒の世界ですがスピード感が違います。ステップにしても判断能力にしてもレベルが違うようです。下記動画をベンチマークすると良いでしょう。

 

何より、チーム全体の動きが組織化されており、交代するタイミングまでシーケンスで決まっているような感じで意思統一されています。

ラガーマンが、1ヶ月や2ヶ月練習したくらいではトップと獲るのは困難でしょう。B1の選手達は、日本全国で行われる大会に遠征し出場しているようです。

では、B2ではどうでしょう。B2となるとレベルは下がりますが、15人制のポテンシャルのみで試合に臨むと痛い目にあうでしょう。

このページで解説した事に注力し、勝つためには練習をしておく必要があります。平塚大会を例に挙げると、チーム名はわかりませんが背中に「藤」と大きく書いた女性のみのチームが出場していました。レディースのカテゴリーがあるにも関わらずB2に出場していたのです。下記のイラストのようなTシャツです。

最終的には負けてはいましたが、トーナメントの3回戦まで勝ち進み、明らかにラグビー部員で構成されたチームに10−3と快勝していたのです。しかも驚いたのは、チーム人数が6人しかいないのです。10人で出場できる試合なのに6人だけで出場しているのです。

しかも、ラグビー部員相手に遊んでいるような試合運びは、日々の練習の成果でしょう。個々のスキルでは、誰も勝っている選手がいないにも関わらず圧勝した試合運びは圧巻でした。

逆に言うと、足が遅くても、パスが下手でも、ビーチラグビーのルールを理解し練習を行い試合に備えていれば、ラガーマンが出ても十分に勝つことができるのです。これは、すでに15人制ラグビーを引退した選手が、現役選手に勝てる手段の1つかもしれませんね。

 

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