記事の詳細

Pocket

2017年10月22日 ラグビーの聖地秩父宮ラグビー競技上にて、社会人ラグビー トップーイースト DV1の清水建設対栗田工業の試合が行われた。

 

結果は12-19と1トライ1ゴール差で栗田工業が勝利を収めたが、昨年まで社会人1部リーグにいたチームが、1つ上のレベルのリーグで。

しかも下馬評1位の栗田工業をここまで苦しめことを予想した人は多くはないだろう。

 

なぜなら、栗田工業は1つ上のトップチャレンジには入れなかったものの、三菱重工・日野自動車・釜石(トップチャレンジに在籍)と互角に試合が出来るレベルのチームだからだ。

 

このページでは、急成長する清水建設ブルーシャークスで2017年に活躍している選手達について深堀していきたい。強さの秘密が見えてくるかもしれない。

清水建設ブルーシャークスの成績

清水建設ブルーシャークスの直近の成績を確認しておこう。2016年までは、トップリーグ以下のリーグは下記の通り

  1. トップリーグ
  2. トップイースト・ウェスト・九州
  3. 関東・関西・九州社会人1部リーグ

そして、清水建設ブルーシャークスは関東社会人1部リーグに在籍していた。

2011年 社会人1部リーグ 3位

2012年 社会人1部リーグ 2位

2013年 社会人1部リーグ 1位

2014年 社会人1部リーグ 4位

2015年 社会人1部リーグ 2位

2016年 社会人1部リーグ 1位

 

トップイーストとの入れ替え戦に敗れ、トップイーストに上がる事が出来なかったが2017年からトップチャレンジリーグが新設されたため、2016年社会人1部リーグの1位~3位までがトップイーストに参戦している。

 

2017年シーズンは初戦の秋田ノーザンブレッツを皮切りに、怒涛の4連勝。そして、5戦目の栗田工業戦で接戦の後、初黒星となった。

 

これは、清水建設のチーム構造を知らない人にとっては、「惜しかったね」で終わるかもしれない。だが、それだけではない。

 

この大接戦はラグビー好きの日本の親父達に”元気”と”勇気”を与える結果なのだ。

常に新加入選手を募集

清水建設ブルーシャークスのHPをご覧になった事はあるだろうか。選手を募集している。


http://blue-sharks.jp/recruitment/
基本的に社会人ラグビーは、大学の有力選手・海外の有力選手を集めチームを強化していく。勿論、チームに入りたくても入れない、トップイースト以上のレベルでラグビーをしたくても企業が獲ってくれない。という事もある。

 

しかし、清水建設は清水建設グループ社員の他、トップリーグなどを引退したけどまだ現役を続行したい選手、社会人でもラグビーをしたかったが就職先にラグビー部が存在しない選手達が集まりトップリーグを目指している。

 

母体は清水建設グループだが、チームとしてはクラブチームのようなチーム形態になる。同じトップイーストだと日本IBMも同じだ。

 

つまり、ラグビーが大好きな気持ちと動ける体があれば秩父宮ラグビー場で試合が出来るチャンスが巡ってくるのだ。

 

ただ、環境は甘くない。全体練習は週に3日(月 水 金)は19:30から行われる。土曜日は試合が組まれる事が多い。

 

勤務時間を優遇されているわけではない為、19:30からと遅いスタートなのだ。同じリーグに所属するチームの中にはシーズン中の勤務時間が優遇される企業あるが、清水建設にそんな優遇はない。

 

好きなことをやっている以上、そのような甘えは必要ないかもしれないが、仕事を理由に練習に欠席ばかりしていると退部になってしまうため、しっかりと時間が確保出来る選手じゃないと継続は難しいだろう。

 

そんな環境の中、ラグビー好きが集まり練習に励んでいるのだ。

注目選手

それでは、この清水建設のキーマンになるであろうプレイヤーを紹介する。やはり、チームを牽引するのはトップリーグを引退して入部してきた選手達だ。

 

◇高忠伸 (173cm/82kg/37歳)


http://www.pia.co.jp/interview/162/img/ph01.jpg
高3兄弟をご存じだろうか、高彰伸(39歳)・高忠信(37歳)・ 高聡伸(35歳)のラグビー兄弟だ。3人とも各年代で活躍したプレイヤー。(年齢は2017年時点)

 

現在、3兄弟全員がトップイーストリーグでプレーをしている。その中でも、次男の高忠信は、超ハイセンスプレイヤー。帝京時代からスピードと研ぎ澄まされた判断力でチームを牽引してきた。

 

卒業後は、当時トップリーグに所属した日本IBMに入団するも、強化部を外れる事になったラグビーを離れ近鉄ライナーズに入団した。近鉄でもキャプテンを務めておりリーダーシップも持ち備えているのだ。

 

◇大隈隆明(170cm/90kg/35歳)


http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/liners/members/

170cmという身長でありながら、タックラーとして第一線で活躍してきたフランカー。江の川高校→法政大学→近鉄ライナーズに入団。全てのカテゴリーでキャプテンを務めた実績がある。

 

また、大熊は日本ハムの大谷よりも早く二刀流として騒がれフライデーにも掲載された事があるスポーツ選手。高校時代ボクシングでもインターハイ2位の実力をもっていたのだ。

 

そんなスポーツ万能の頼りになるタックラーが清水建設ブルーシャークスで活躍している。

 

◇横山伸一(180cm/80kg/31歳)

http://blog.ricoh.co.jp/rugby/

双子の横山兄弟はご存じだろうか。兄弟揃って拓殖大学に進み、兄弟揃って7人制日本代表に選ばれており、兄弟揃ってリコーに入団している。

 

拓殖大学史上最高の掘り出しモノとされる双子の兄弟。伸一は弟、健一が兄だ。山形中央高校時代は花園への出場実績はあるものの、無名の選手。

 

しかし、そのストイックな性格からか大学入学後に大きく進化を遂げている。オフの日でも兄弟で1対1のタックル練習をするほどのストイックさだ。

 

ブルーシャークスには兄弟で在籍しており、スピードど切れ味鋭いステップはまだまだ十分に通用する。

 

他にもトップリーグから活躍の場を移し、大きくチームに貢献している選手はいる。2018年以降も加入してくるだろう。純粋にラグビーが好きな親父達が集まってくるのだからたのもしい。

 

いつしか、トップリーグで活躍したオールドプレーヤー達が、裏オールスターズを結成して秩父宮ラグビー場でファンを楽しませてくれる日を期待する。

 

また、同日の秩父宮ラグビー場での試合で歴史的な勝利が生まれている。日野自動車が数十年ぶりに三菱重工に勝利したのだ。

 

ちなみに清水建設が2006年に入れ替え戦で敗れ社会人1部リーグに転落した時に敗れた相手が、日野自動車だ。
日野自動車が勝利! 関東の勢力図が変わる時が来た。>>

 

Pocket

関連記事

カテゴリー

ページ上部へ戻る