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このページでは、日本ラグビーで頻繁に使われる用語”アンストラクチャー”について説明します。

 

今日からは、日本代表の試合後のインタビューでジェイミーHCが「アンストラクチャー時のディフェンスが弱い!」というよう発言をしても理解する事が出来るしょう。

ストラクチャーとは?

ストラクチャーとはそもそもビジネス用語でよく使われる言葉です。事業の構造や機構の事を指します。「事業再編には最適なストラクチャーの選択が必要とされる。」という使われ方をします。

 

また、情景を再現する為に使われる建物などの模型もストラクチャーと呼びます。完成前ではなく、完成後の整った状態の事を指します。

 

そして、ラグビーにおけるストラクチャー、つまり整備された状態はどのような状態かと言いますと、分かり易い例ですとスクラムやラインアウトからのセットプレーです。

 

アタック側は、攻撃の陣形を整えサインプレーの準備をします。一方でディフェンス側もしっかりとディフェンスラインを揃え相手の攻撃に備えます。

 

アタックもディフェンスも整った状態、つまりストラクチャーです。

アンストラクチャーとは?

続いてアンストラクチャーについて説明します。アンは否定を意味します。整っているの否定。つまり、整っていない状態の事を指します。言っていることは何となく理解出来ますでしょうか?

 

整っていない状態。。。。

 

と言ってもイメージが湧かないと思いますので例をあげましょう。よくあるアンストラクチャーの場面は、ターンオーバー時のアンストラクチャーです。(ターンオーバー=守備側が攻撃側のボールを奪う)

 

アタック側は、次のサインのために攻撃陣形を整えているにも関わらず、前から相手がボールを持って攻めてくるのです。

 

「ヤンボール!!」(相手ボールの事)

 

と大きな声で味方とコミュニケーションを取りますが、アンストラクチャーな状態では簡単にゲインラインを越えられてしまいます。実際に動画を見ていただくと理解し易いでしょう。

 

下記の動画は、スーパーラグビー ハリケーンズ対ストーマーズの試合です。ターンオーバーしたハリケーンズがトライまでボールを運びます。敵陣ゴール前で急にアタックからディフェンスに変わったストーマーズのバックスラインは正にアンストラクチャーです。

 

ラグビーではターンオーバー成功時は正にアンストラクチャーの状態でありトライを奪う大チャンスなのです。

 

何となく理解できたのではないでしょうか。

 

他にもアンストラクチャーの状態を上げてみますと、キックカウンターです。特に、どちらのボールになるか分からないハイボールの時はアンストラクチャーになり易く、有能なフルバックがいるチームはキックカウンターからトライを奪う事も少なくありません。

 

下記の動画の開始20秒~を確認下さい。オーストラリア代表のフルバック イズラエル・フォラウの素晴らしいキックカウンターを見る事が出来ます。同時に、ディフェンス側のラインが”整備されていない”状態である事も確認してください。

 

総じて言えるのは、アンストラクチャーではプレイヤーが個々の判断で柔軟に対応する能力が必要となります。そこには、”セオリー通り”という言葉は通じません。

 

相手のチームの陣形、味方の陣形を瞬時にインプットし”自分の仕事”を見つけすぐに実行に移す必要があるのです。

 

何より、15人ひとりひとりが柔軟にアンストラクチャーに対応出来るチームが近代ラグビーでは勝利を勝ち取る事が出来るのです。

 

ここまで理解出来れば、他人に説明できるレベルです。「アンストラクチャー??」となっている人がいれば教えてあげましょう。

アンストラクチャー勝利の鍵?

日本代表のラグビーの試合を見ている方は聞いたことがあるかもしれません。

 

「アンストラグビー」

 

ジェイミーHCが日本代表に就任してから、よく雑誌や新聞で見かけるようになりました。

 

「日本はアンストラクチャーの攻撃が武器だから、アンストラクチャーに持ち込みたい!」

 

言葉しか見てないので、真意は分かりませんが、とにかくアンストラクチャーが日本代表の勝利の鍵を握っているようです。2019年World Cupでは、パワーアップしたアンストラグビーで決勝トーナメント進出を果たして欲しいです。

 

もしかしたら、2019年の流行語に「アンストラクチャー」がノミネートされているかもしれません。

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