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12月23日(土)2017年ラグビー大学選手権のベスト4が出揃った。今年こそ、長きに渡り大学王者に君臨する帝京大学を破る大学は出てくるのだろうか。

 

このページでは、大学選手権が大好きなライターが大学王者を予想するとともに、準決勝・決勝を見るうえでの見どころを紹介したい。


出典:日本ラグビーフットボール

まず、ベスト4の対戦は以下(1月2日)

第1試合:明治大学 対 大東文化大学

第2試合:帝京大学 対 東海大学

 

関東リーグ戦で大東文化大学が1位になったため、昨年の決勝カードが早くも準決勝での対決となった。両チームで日本代表経験者を7人要するこの戦いに注目が集まる。

 

まず、4チームの”ディフェンスレベル”はほぼ互角といっていいだろう。

 

ディフェンスの見所は以下

・全体的に組織・個人スキルの高いチームが帝京大学

・気持ちの入った魂のタックルなら明治大学

・フランカー、センターのビックタックルがチームを救う大東大と東海大学

 

4チームのディフェンス能力を踏まえると、勝敗のカギは、やはりアタック能力にかかってくる。

 

アタック能力であれは、フィジカルの強い外国人プレーヤーを要する帝京大学・大東文化大学・東海大学が有利という見方になる。

 

それでは、まず準決勝第1試合から見てみよう。

第1試合

第1試合の明治大学 対 大東文化大学は明治大学の戦い方に注目の試合だ。8人中2人の外国人選手を揃える大東大と日本人のみの明治大学だが、フォワードの平均体重はやはり大東大が3kg重い。

 

まず、明治FWメンバー(早明戦) 平均体重は103㎏
1 久原綾眞(177cm112kg)
2 武井日向(170cm95kg)
3 祝原涼介(184cm114kg)
4 古川満(186cm106kg)
5 箸本龍雅(188cm111kg)
6 前田剛(180cm96kg)
7 井上遼(183cm96kg)
8 朝長駿(181cm95kg)

 

一方で、大東文化の慶応大学戦のFWメンバー 平均体重は106㎏
1 古畑翔(185cm122kg)
2 平田快笙(170cm100kg)
3 藤井大喜(184cm111kg)
4 佐々木剛(180cm98kg)
5 タラウ・ファカタヴァ(194cm122kg)
6 湯川純平(180cm89kg)
7 河野良太(166cm88kg)
8 アマト・ファカタヴァ(195cm118kg)

 

平均体重差であれば3kgと重さはそれほど変わらないように見えるが、8人で+24㎏も変わってくる。更に大東大は”機動力=前に出る力”が凄いのだ。

 

中でも№8アマト・ファカタヴァの強さは、関東リーグ戦でも立証済み。トップリーグでも十分に通用するハイスペックだ。

 

大東大が22年ぶりにリーグ戦優勝を決めたのもこの選手の存在が大きい。だが、存在が大きいゆえに、明治大学の狙いも絞り易いかもしれない。

 

というのも、ボールキャリアとして、絶対に使いたい存在であるアマトはタックルに入られた際、素直にポイントを作るよりかは、オフロードパスを使おうとする傾向にある。

 

だが、そのオフロードパスが優しくないため、雑なバスになってしまうのだ。オフロードパスを放れなかったとしても、体が自由に動かせない時に抱えたボールは狙って喰らいついていきたい。

 

100%№8アマキにボールがたくさん回ってくる事は分かっている。そこに明治の”魂の入ったタックル”でミスを誘い、明治のラグビーに持ち込むことが出来れば勝利は見えてくる。

 

外国人プレーヤーは、ガツガツ下にタックルに入られる事をとても嫌がる。明治が、魂の入ったタックルをどんどん下に連発する試合展開であれば、明治に勝利の女神が輝くだろう

 

逆にそのタックルが見られない場合は、大東大が決勝にコマを進める事になる。

第2試合

帝京大学 対 東海大学

FB野口竜司、プロップ三浦昌悟(4年・秋田工)、№8アタアタ・モエアキオラ、フランカーも出来るテビタ・タタフ、(3年・目黒学院)、センター鹿尾貫太(4年・東福岡)と、5人の日本代表経験者が並ぶ東海大学。

 

一方で帝京大は主将のフッカー堀越康介、副将のFB尾崎晟也の2人いるが、やはり、勝負の鍵を握るのは、外国人プレーヤーの2人。

天理戦の東海FWメンバー
1 三浦昌悟(180cm112kg)
2 大塚憂也(171cm95kg)
3 春名宏一(181cm113kg)
4 川瀬大輝(178cm90kg)
5 中村匡汰(188cm80kg)
6 藤山裕太朗(176cm94kg)
7 テビタ・タタフ(183cm116kg)
8 アタアタ・モエアキオラ(185cm108kg)

準々決勝でもこの2人で3トライをあげている。№8アタアタ・モエアキオラ(185cm108kg)は高校時代は主にスタンドオフでプレー、高校1年生から高校日本代表に呼ばれている。

 

チーム№1の突破力で大学から№8を任されているが、バックスも出来るスピードから「ジョナ・ロムーの再来」と呼ぶメディアもいるくらいだ。

↓U20代表試合でのアタアタのトライ

 

そして、もう一人の№8テビタ・タタフは、アタック能力も高いがディフェンス能力も非常に高くフランカーも務める、ブレイクダイン近くのディフェンスのパトロールは敵チームにとっては脅威となる。

 

東海大学としては、フォワード戦を確実に有利にしておきたい。しかし、FW総力として上回るのは帝京大学だろう。

 
流経大戦の帝京FWメンバー
1 西和磨(180cm112kg)
2 堀越康介(174cm102kg)
3 垣本竜哉(177cm114kg)
4 今村陽良(186cm110kg)
5 秋山大地(191cm111kg)
6 申賢志(175cm97kg)
7 ブロディ・マクカラン(192cm106kg)
8 吉田杏(188cm108kg)

 

「トップリーグかよっ!」とツッコミたくなるほどの体格を揃える帝京FW。相手チーム1、2人強いボールキャリアがいたとしてもディフェンスは堅い。何度も何度もフェーズを重ねなければ崩す事は出来ない。

 

中でも、フランカーのブロディ・マクカランは、アタックもディフェンスも鍵を握る。抜くところは抜く、行くところは行くとスマートなラグビースタイルで、FWをリードする。

 

岩出監督も「フランカーで日本代表になれる!」と期待しているだけに、試合ではブロディーが走るところを常に追いかけるのも面白いだろう。

 

そして、帝京大学はフォワードだけではない、バックスも人材豊富でフォワードが勝つ試合では、必ず点数を伸ばしてくる。

 

ウイングの竹山、センターのマクカラン、フルバックの尾崎のスピーディーなラグビーを東海大バックスがどこまで潰せるかで流れが変わってくる。

 

昨年の決勝のような激しいディフェンスが出来れば、タイトなゲーム展開で最後まで試合は分からなくなるだろう。

決勝

決勝の舞台には、どこのチームが立っているだろうか。相性やその日の調子もあるだろうが、準々決勝を終えた段階では、下記のカードを予想する。

 

帝京大学 対 明治大学

 

強いフォワード・強いバックスで下馬評通りの帝京大学、そして魂のタックルで、大東大の攻撃をねじ伏せる明治フィフティーンに期待する。

 

対抗戦1位、2位の戦いとなる可能性は十分にあるだろう。しかし、オーソドックスな2チームのスタイルでは、組織・個人スキルが勝る帝京大学が勝利を勝ち取るだろう。

 

その予想では面白くないので、決勝カードは帝京大学 対 大東文化大学を予想したい。

 

双方のラグビースタイルや個人スキルを鑑みても、2017年大学ラグビーで帝京大の連覇を止めるのは、大東文化大学ではないだろうか。

 

大東大の激しいアタッキングラグビーで常にボールを支配し攻撃を続けたい。つまり、パスミスやノックオンは命取りになる。ミスを1回するたびに優勝から遠のく。

 

フィジカルで帝京大を痛め続ける事が出来なければ、強いフォワード・早いバックスで攻撃を返され、王者帝京大学の9連覇を目のあたりにするだろう。

どこの大学が優勝すると思いますか?

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