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10月13日 東京スタジアム 日本対スコットランド 19:45キックオフ

ラグビー日本代表のディフェンスが試されるスコットランド戦

ワールドカップの大舞台で三連勝の大車輪を見せるラグビー日本代表。いよいよ、最終決戦。前回大会で45-10で敗れているスコットランドとの試合が10月13日に行われる。

 

勝てば決勝トーナメント進出。負けても条件付きで、決勝トーナメント進出が決まる。この試合が、日本ラグビーの未来を握っていると言っても過言ではない。

 

ワールドカップでのベスト8以上の成績は、サッカー日本代表(男子)でも成し遂げていない。これは、本当に凄い事だ。なぜならば、ベスト8に進出するティア1の国には、プロリークが存在する。

 

日本で言えば、JリーグやBリーグだ。ラグビーは、トップリーグとして協会が運営しているが、完全プロ化ではない。プロ契約選手を除いては、社業とラグビーの二刀流なのだ。

 

そんな日本代表の決勝進出が決まれば、日本中がラグビーという熱いスポーツに酔いしれることになる。今まで、「ラグビーって、ボール投げちゃダメなんだっけ?」とラグビー無知だった人も、無視出来ない状況だ。

 

日本の球技スポーツにラグビーあり!

 

ラグビーの楽しさを知った多くの子供達が、ラグビースクールに足を運ぶかもしれない。これまで、ラグビー部を強化しなかった企業も力を入れ予算を拡大するかもしない。資金が回れば何より、ラグビープロ化の実現がさらに現実味を帯びてくるかもしれない。

 

現時点ではベスト8まで進めば万々歳も、プロ化すればベスト4が見えてくる。日本代表フィフティーン、このスコットランド戦に命を懸けて戦いに挑むはずだ。

 

前回大会で30点差で敗れた相手にどんな戦いを見せてくれるだろうか。

ディフェンスの真骨頂

今大会、世界が注目する日本のディフェンスがどれだけスコットランドの展開ラグビーを封じ込める事が出来るかが、決勝トーナメント進出の鍵を握る。

 

アイルランド戦で明確になったのは、チャンネル1(ラック付近)のディフェンスは抜群に良いという事。チャンネルとはセットプレーやブレイクダウンを起点として、そのブレイクダウンとスタンドオフの間のスペースがチャンネル1、スタンドオフとセンターの間がチャンネル2。↓下記画像参照

 

1チャン付近のディフェンスは安心して見てられる。タックルを得意とするフォワード第三列はもちろんのこと、何よりプロップの稲垣、ロックのジェーム・ムーアのタックルが凄いのだ。

 

リーチ・マイケルや、姫野和樹が、相手の攻撃をシャットダウンするジャッカルが出来るのも、タイトファイブ(プロップ・フッカー・ロック)のタックル無しでは成功しない。

 

しかし、チャンネル2やチャンネル3への攻撃はどうだろうか。

 

全ては、アイルランド戦の前半15分を見れば見えてくる。

アイルランド戦前半15分の攻防全162本中アイルランド戦の前半15分で、日本代表はチャンネル1へのアイルランドの攻撃に対し20本以上のタックルで、ゲイン(前に出るのを)を食い止めている。

世界中のマスコミが賞賛したディフェンスがそこにはあった。しかし、チャンネル2.3のディフェンスはどうだったろうか。

 

アイルランドは前半15分で、チャンネル2.3への攻撃は3回しか攻めてはいない。

 

しかし、その3回の攻撃から最初の13番リングローズのトライが生まれている。この時間帯は、このリングローズ1人にやられてしまったと言っていいだろう。

 

最初のチャンネル2への攻撃は、前半1分40秒。ラックからブラインドサイドへのバーティカルアタック。1-8-13番のリングローズとパスをつなぎ、内に切り込んでステップを踏んだリングローズに大きくゲインされた。

 

いて、11分のチャンネル3への攻撃は、ライアウトからスタンドオフ ⇒ 第1センター ⇒ ウイング11番にシンプルに繋いだだけのパス攻撃も、大きくゲインされた。

 

そして、前半13.30秒には、タッチラインギリギリへのキックパス(JACK CARTY10番)が、13番リングローズに繋がりトライが生まれた。

 

チャンネル2.3への三回の攻撃は、全てゲインラインをブレイクされ、1本はトライまで繋がっている。

 

得意のチャンネル1のディフェンスも、フォワードの単純の縦攻撃ではなく、リングローズのサイドチェンジには反応出来ず、ゲインを許している。

結果だけを見ると、単純な縦攻撃に強いデフェンスという事になる。つまり、アイルランドはフォワードの縦攻撃に強みを持っているチーム。そんなチームと試合をしたのだから、タックル数も、成功率も増えてくるのだ。

スコットランドの攻撃

スコットランドのラグビーは、アイルランドとは違いフィジカル勝負ではありません。スタミナが豊富な15人がひたむきに走り展開ラグビーを仕掛けてくる。近場のフォワード勝負から流れを掴もうとはしてこない。
バーティカルアタックを使い、状況に応じ自陣からでも攻撃を仕掛けてくる。アイルランドの前半でやられた、チャンネル2、3への攻撃だ。
ラグビーでは、試合に勝つか負けるかはフォワード次第、点数が多く取れるかはバックス次第と言われてる。もしフォワードが互角、バックス勝負となった場合、前回大会のような大量得点も十分にあり得るのだ。
注意したいのは、スタンドオフ10番のファン・ラッセル、フルバック15番のスチュワート・ホッグだ。2人の息の合った攻撃に日本代表のディフェンスがどれだけ喰らいつく事が出来るか勝負の分かれ目となる。

 

しっかりとバックスのディフェンスラインを押し上げ、バッキングディフェンスで、ラインブレイクしてくる選手を仕留める事が出来れば、怖いモノはないだろう。日本代表には、ジェームス・ムーアとファンデンヴァルトの最強ロック、リーチ・マイケル、ラブスカフニ、姫野和樹の最強3列がいる。

 

スコッドランド戦、彼ら5人ディフェンスがチャンネル2、3のスペースでのタックル、そしてバックスのディフェンスラインの後ろをカバーするタックルが見られれば、日本代表はベスト8に進むだろう。

 

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