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ラグビーQ&A ルール

ラグビーのルール ノットリリースザボールは放せないのか?放さないのか?

ノットリリース

ラグビーは迫力満点のスポーツであり、攻撃と守備が激しく交錯します。攻撃側はボール保持者を守り、相手の守備陣を突破し得点を狙います。

しかし、この攻防の中でノットリリースザボールという重要な要素が存在します。ノットリリースザボールとは、攻撃側のボール保持者がタックル後にボールをリリースせずに保持し続ける行為を指します。

ノットリリースザボールは攻撃側にとっては有利な戦術であり、攻撃の流れを維持し、守備側を圧倒する機会を生み出すことができます。

ココに注意

しかし、ラグビーにおいては公正な競技性を保つために厳しいルールが存在します。ノットリリースザボールはその一つであり、ボール保持者がリリースしない場合には反則となり、罰則が科されます。

本記事では、ノットリリースザボールの反則について詳しく解説します。ノットリリースザボールの定義や基本原則、反則が適用されるケース、そして罰則について理解を深めましょう。さあ、ノットリリースザボールの世界へ一緒に飛び込んでみましょう!

ノットリリースザボールとは何か?

ノットリリースザボールの定義と基本原則

ノットリリースザボールは、ラグビーにおいて攻撃側のボール保持者がタックルされた後、ボールをリリースせずに自ら保持し続ける行為を指します。この行為は攻撃側にとって重要な戦術的手段であり、正しいタイミングと状況で行われることで攻撃の流れを維持し、得点機会を創出することができます。


ソース:ラグビー競技規則2023

ノットリリースザボールの基本原則は以下の通りです。

ルール1ボール保持者はタックルされた後、地面に倒れているため、速やかにボールをリリースしなければなりません。

ルール2ボール保持者はリリース後、ボールに再び手をかけることはできません。

上記のルールを守れなかった場合は反則を取られてしまいます。

リリースのタイミングについて明確な時間はないためレフリーの判断といっても過言ではないです。

反則を取られないことは攻撃側にとって重要な要素であり、戦術的な利点を持っています。攻撃側のボール保持者がギリギリまでレフリーに笛をふかれることなく行うことで、攻撃側は連続したプレーを展開し、守備側の組織を乱すことができます。

つまり、レフリーに笛を吹かれないギリギリまでボールを放さない感性も重要なのです。

ノットリリースザボールはラグビーにおける基本的なルールの一つであり、戦術的にノットリリースザボールを活用することで攻撃の優位性を確保することが求められます。

同時に、守備側はノットリリースザボールへの対応を含めた守備の戦略を練り、攻撃側のプレーを阻止する努力をする必要があります。

ボール保持者と守備側の動きについて

攻撃時におけるボール保持者の挙動は以下のような特徴を持ちます。

サポートプレーヤーとの連携
ボール保持者は攻撃時にタックルされた後もボールを保持し続ける必要があるため、サポートプレーヤーと連携して攻撃を継続します。相手にボールを奪われないためにもどの相手に当たるのか意思疎通をしておくことが重要です。
ボールの保護
ボール保持者は攻撃時にはボールをしっかりと保護します。相手選手のタックルや守備のプレッシャーに対して、ボールを確実に保持し続けることが攻撃側の目標です。ボールを奪われることなく攻撃を進めるために、テクニックや体の使い方が重要となります。

一方、守備時における挙動は以下のような特徴を持ちます。

タックル後のジャッカル
ボール保持者がタックルされた場合、ボールにプレッシャーをかけることができます。これをジャッカルと言います。
ボール保持者からの離脱
タックルした後、寝ているタックラーはボールから離れる必要があります。倒れたままボールに仕掛けるプレーは反則です。

ボール保持者は連携プレーを行いながら、ボールを確保し、次の攻撃につなげなければいけません。特にジャッカルにきた選手からボールを奪われそうになっても、ギリギリまでボールを放さないことも重要です。

一方、守備側は素早くボールに絡みボールを奪いとることでチャンスを生むことができます。

ボール保持者がリリースしない場合の反則と罰則

ラグビー 寝ているプレーヤー

ボール保持者がタックルされた後にボールをリリースせずに保持し続けることは公平な競技性を損なう可能性があり、ゲームの進行やチーム間の平等性に影響を与えるため、厳しく取り締まられています。

ボール保持者がタックルされた後にボールをリリースしない場合、ノットリリースの反則が適用されます。これは攻撃側が不正な手段で攻撃を継続しようとする行為であり、フェアプレーに反するものとされています。

ノットリリースの反則に対しては、一般的に以下のような罰則が課せられます。

ペナルティーキック

反則を犯したチームに対し、相手チームがペナルティキックを蹴る機会が与えられます。このペナルティキックは、得点を狙うことができる重要なチャンスとなります。

ペナルティーキック時には以下から選択できます。

・ペナルティーがあった場所から攻撃再開

・ペナルティーがあった場所からスクラム

・タッチキックを狙い大きく陣地挽回⇒ラインアウトでリスタート

・3点を狙うゴールキック

ペナルティーだけで済まない場合もあります。

イエローカード/レッドカード:

ノットリリースの反則が特に悪質なものである場合、審判はボール保持者に対してイエローカードまたはレッドカードを提示することがあります。

イエローカードは一時的な退場処置であり、一方、レッドカードは即時の退場処分であり、選手が試合から完全に退出することを意味します。レッドカードはより重大な反則や違反があった場合に適用されます。反則の重大度や繰り返し度によって罰則の程度が異なります。

ボール保持者がリリースしない場合の反則と罰則は、公正な試合の進行とフェアプレーの原則を維持するために非常に重要です。

ノットリリースの反則を防ぐためには、ボール保持者はタックルされた後に速やかにボールをリリースすることが求められます。

また、審判や相手選手とのコミュニケーションや理解も重要です。選手はルールを遵守し、フェアプレーの精神を持ってプレーすることが大切です。

ノットリリースザボールは放さないのか?放せないのか?

 

では、このノットリリースの反則はなぜ起きてしまうのでしょうか。

ボールを放してしまうと相手に取られてしまうからでしょ。

と考えてしまいがちですが、果たして本当にそれだけでしょうか。ここでは少しフィールドで起きている状況を深堀したいと思います。

ノットリリースザボールは故意に放さない!

やはり、ノートリリースザボールを取られる場合の多くが、故意に放さなかった時です。そりゃーそうですよね。ボールを獲られてしまうとせっかくのチャンスが一気に大ピンチに変わってしまうのですから。

ノットリリースを取られた後に、レフェリーに対して、「ボールを放したでしょ。!」のアピールしている選手がまれにいますが、自分では分かっているはずです。「少しやり過ぎたかな・・・」と

なので、出来るだけレフェリーにバレないようにボールを放さないスキルも必要になります。

例えば

両手を上げ「ボールを放した」とレフェリーにアピールをしつつ、実は肘のあたりでボールおさえるなど。

相手にボールを獲られてしまう前に、味方がボールを奪いにきた相手をオーバー(掃除)するための時間を作ってあげる必要があります。

ノットリリースザボールは放せない!

稀に、上手いディフェンスの選手は、ボールを取れるタイミングなのに、ワザとボールを持ったプレイヤーが放さないかのようにかぶさりノートリリースザボールを誘いに行くこともあります。

ココがポイント

つまり、ボール保持者にとっては放したくても離せないという状況になってしまうのです。

ペナルティーを獲得した方が、試合を有利に進められる場合、無理にボールを獲る必要はないのです。

ボールを奪い返さない理由

・自陣ゴール前なので、タッチキックを蹴って大きく陣地を挽回したい。

・敵陣、ℍポール真正面 キックを狙えば3点取れる時

例えば、自陣ゴール前でボールを奪い返したとしても、そこから100メートルも攻撃を続ける必要があります。しかし、ペナルティーキックを利用すれば一気に敵陣に入り込む事ができます。

さらに詳しく

そのため、上手なディフェンスはボールを奪えるシチュエーションでも奪わず相手がノットリリースザボールの反則を取られるのを誘うのです。

この時、ディフェンス側の選手からは「ノット!ノット!」と大きな声が聞こえてきますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ノットリリースザボールは、ラグビーにおける重要なルールの一つであり、ボール保持者がタックルされた後に速やかにボールをリリースすることが求められます。

これにより公正な試合進行と競技性が守られ、攻撃と守備のバランスが保たれます。ノットリリースの反則では、適用される罰則も厳しく、イエローカードやレッドカードなどの退場処分が課せられる場合もあります。

選手はルールを遵守し、フェアプレーの精神を持ってボールをリリースすることで、公正で魅力的な試合を実現することが重要です。

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