ラグビーワールドカップ2019でスタジアムを沸かせた2人のウイング。松島幸太郎は日本代表初の1試合3トライを決め、コルビは決勝の大舞台で見えた圧巻のステップを記憶に残した。
”あなたならどちらの選手を選びますか?”
単純に、どちらの選手が凄いと思うか?という質問になるが、オールブラックスのレジェンド 世界最高峰のスクラム・ハーフと称されたジャスティン・マーシャルはこの選手を選んでいる。
では、実際にワールドカップでのスタッツから2人の活躍ぶりを見てみよう。(ソース:ワールドカップ)
ワールドカップ2019のスタッツ
松島幸太郎 | チェスリン・コルビ | |
試合出場数 | 5 | 4 |
トライ | 5 | 3 |
ボールを持って走った距離(ボールキャリ―) | 410m(53) | 285m(24) |
ディフェンス被突破 | 23 | 21 |
クリーンブレイク | 11 | 8 |
タックル数(成功率) | 20(77%) | 28(88%) |
松島幸太郎は、サモア戦でのハットトリックもありトライランキングは堂々の3位。日本を熱狂させた松島の走りをどうぞ。↓
一方のチェスリン・コルビはトライランキングには入らなかったものの、特質すべきは、ディフェンスの被突破率だ。ボールキャリ―24回に対してタックルに捕まらず前に進んだ回数は21回。
つまり、ボールを持てば、90%以上の確率でボールを持って前に進んでくれるのだ。そして、ディフェンスにおいてもスペースが広いポジショニングでありながら、88%の成功率を記録している。
◆チェスリン・コルビ
全チームから、スペースを与えてボールを持たせないようにマークされていたチェスリン・コルビ。ボールをもらえる回数が増えていれば、凄い記録を残していた可能性は十分にある。
以上の情報から、どちらの選手が凄いと感じただろうか。どちらからを選ぶとなると、ラグビーファンにとっては非常に難しい問題だ。
どちらも凄い選手だし、何より松島幸太郎/チェスリン・コルビともに26歳(ワールドカップ2019時点)。次回のフランス大会でも2人の活躍が見たいところだ。