元ニュージーランド代表のスタンドオフ ダン・カーターがドロップキックの蹴り方を例に勉強してみましょう。
2021年のルール変更によりドロップキックの重要度は今まで以上に高くなっています。低く遠くに蹴るキック、高く近くに蹴るキックなど使い分けるスキルが必要とされます。
正確なキックでゲームをコントーロールするのが上手いダンカーターですが、ドロップキックにも定評があります。
ボールを落とす
ボールの落とし方はキックの前に重要なポイントの1つです。地面に杭を打つように真っすぐとボールを落とします。初心者はボールを上に浮かしてしまいますが、浮かす必要はありません。落とすだけです。
飛ばしたい距離、高さによりボールの落とすタイミング、キックのフォロースルーの高さを変える必要があります。
低い弾道
まず、弾道があまり高くないドロップキックを見てみましょう。低い弾道でボールを遠くに飛ばすには、ボールを落としてすぐにコンパクトにキックモーションを行う必要があります。
ボールに針を刺すようなモーションでキックします。もし、ドロップキックのリスタート時、ウイングの前ががら空きであればこのキックが有効です。
高いボール
続いて、
高いドロップキックについて説明します。このキックは長い距離を蹴には向いていません。10m~15mの距離を高いボールで狙います。
キックオフや22mマークからのリスタート時、時間もなくどうしてもマイボールにする必要がある場合はこのキックを使う事になるでしょう。
ロングボールと違う点は、ボールを下に落としてから、少し上にバウンドするタイミングまで待つ必要があります。前に押し出すロングキックに対して真上にフォロースルーを行うイメージです。
⇓ロングボールの蹴り方
⇓ハイボールの蹴り方
キックスキルを高めるために、プロコーチの指導を受けることも可能です。2022年の新リーグ化に伴いアカデミーを開催するチームがどんどん増えています。
-
ラグビー キックの蹴り方を教えてくれるコーチ達
このページでは、日本ラグビーでも今後メジャーになりつつある”キックコーチ”について紹介したい。 日本ではメジャーではないがラグビー先進国において、”キックコーチ”なる人材が存在する。近代ラグビーにおけ ...
続きを見る