大学ラグビー2017 早稲田大学の試合はご覧になられただろうか。
今年の対抗戦Aは激戦が予想されているが、中でも早稲田大学のラグビーは、トップリーグのサントリーを彷彿させる継続ラグビーで見ているものを楽しませてくれる。
決して、自陣5メートルスクラムでも変わらない。王者帝京相手でもそのスタイルは変わらないのだ。決してキックで陣地を稼ごうとしないのだ。
そのため、早稲田スクラム・ラインアウトは早稲田フィフティーンがどのような攻撃を仕掛けてくるのか、見ているファンは楽しいのだ。
日本代表対世界選抜との試合と重なってしまったが、どちらの試合を見るべきが迷った人も少なくないだろう。
早稲田×帝京から目が離せず、これから日本代表×世界選抜の試合を観ます(^_^;)
当たり前のことだか、チャンネル切り替えると凄く分かる国際レベルのスピード感。
バーンズ先生はいつも通り素晴らしい。#ラグビー日本代表 #早稲田ラグビー #帝京ラグビー
— RANTA☆CRAZY (@RANTACRAZY) October 28, 2017
監督が山下大悟(元サントリー)という事もあるだろか。ストイックで熱い男が監督になった早稲田は、また、大学王者の道を上っているのかもしれない。
敵陣まで遠回りをするこの早稲田ラグビーが、大学王者奪還までの近道なのだ。
そして、アタックだけではない。ディフェンスも激しく熱いのだ。10月28日(土)に行われた帝京との試合では、帝京の巨漢フォワードに低く突き刺さるタックルで何度もピンチを凌いだ。
ディフェンスで注目したいのは、途中出場の西田 強平選手(172kg 90cm)だ。桐蔭学園高校出身らしく、やはりタックルは素晴らしいものを持っている。
ブレイクダウンでは随所に顔を出し、オープンサイドフランカーとしての役割を十分に発揮していた。後半から出場もタックルは10本以上を決めている。
ゴリゴリ前にくる帝京の強いフォワード相手に、何度も何度も低く突き刺さるタックラーは非常に貴重な存在だろう。
かつて早稲田大学が強かった時代、監督の山下大悟が選手時代に一緒にプレーしたフランカー 羽生選手にプレースタイルが良く似ている。西田選手のような仕事人がいてくれれば、幾度となくチームは救われる事になるだろう。
帝京との試合結果は21-40と負けてしまったが、点数の差ほど力の差があるとは思えない。リスクあるラグビースタイルでリスク(パスミスなど)が先行してしまった結果が今回だ。
次回は必ず修正してくるはずだ。大学選手権では、どっちが勝ってもおかしくないだろう。
まだ、早稲田大学の試合を見られていない方は、是非グランドに足を運ぼう。試合中はボールから目が離せなくなりそうだ。