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高校ラグビー 全国選抜大会2022 1回戦のカード

冬の花園・全国高校ラグビー大会を終えた1月、各地では既に春の全国選抜大会出場を懸けて試合を繰り広げられた。この大会は多くの高校生が世代の日本代表候補にも選出される為の査定試合にもなる。

コロナウィルスの影響で予選中止が相次いだ事情もあり、チームの完成度も例年に比べて未知数な側面から予想が難しい大会になりそうだが、今回出場する32校のトーナメント各1回戦の概要をお伝えしたい。

高校ラグビー 選抜大会1回戦の各対戦カード

京都工学院(京都)朝明(三重)

6大会ぶりで出場の京都工学院。近畿大会では強豪・大阪桐蔭をロスタイム逆転勝ちで制し選抜大会出場を決めた。まだ粗削りな部分も感じたが伝統のディフェンスを彷彿させていた。対するは朝明は大柄ではないがFWのモール、ステップワークの良いCTB内山などの攻撃がハマれば面白くなる。どちらも堅実でひたむきさが売りのチームの試合となる。

 

大津緑洋(山口)流通経大柏(千葉)

小柄だが展開力のある大津緑洋はSO金高やFB増田が展開ラグビーの中心となる。中国新人大会では広島の石見智翠館に敗れたが健闘している。対する流通経大柏は昨年を経験したFWが半数残っており突破力のあるHO/NO8小澤を中心に強力FWが大津緑洋のゲームプランを砕くか。

 

桐蔭学園(神奈川)松山聖陵(愛媛)

冬の全国大会ではベスト4で敗れた桐蔭学園。決定力は世代随一のFB矢崎、その矢崎と共に1年時から活躍していたCTB松田など経験値の高いBKが今年も健在。対する松山聖稜は昨年の花園で古豪・秋田工業を破り自信を得た。昨年の経験メンバーSO中村の出来が鍵になるか。

 

修猷館(福岡)秋田工(秋田)

14年ぶりの出場の修猷館。SO島田の判断力が良く、チームディフェンスの固さが売りだ。これまで福岡県で絶対王者の東福岡を何度も苦しめたディフェンスができれば大会で勝ち進む事ができる。対する秋田工業は昨年のメンバーが半数ほど残り連携には自信があるだろう。経験あるLO小島などが伝統モール攻撃の核となるか。

 

報徳学園(兵庫)札幌山の手(北海道)

報徳学園はメンバーが豪華だ。高校日本代表候補のNO8石橋はランだけでなくブレイクダウンやサポートプレーでも評価が高い。BKにはセブンスアカデミーのWTB海老沢、竹之下、SO伊藤がいる。加えてWTB中山は50m5.9秒のスピードだ。対する札幌山の手は昨年のメンバーのほぼ3年生だった事もあり今年は全体的にフレッシュなメンバー構成になる。報徳学園の攻撃を断つ守りができるかが鍵になる。

 

長崎北(長崎)仙台育英(宮城)

実行委員会推薦枠で出場する長崎北。ライバルの長崎北陽台と毎年接戦を演じており今年は昨年のメンバーが半数残っている。県新人大会では長崎北陽台に決勝で敗れたがCTB永田を筆頭にディフェンスは固い。対する仙台育英は昨年のメンバーから13人が卒業し、今年は新チームとしてメンバーも若い。SH今のゲームコントロールでチームを牽引できるか。

 

東海大大阪仰星(大阪)黒沢尻北(岩手)

昨年の覇者・東海大大阪仰星は今年も優勝候補だ。近畿大会では好調の天理相手にFW・BKで巧みにボールを動かし天理を圧倒していた。激しいプレーが売りのFL松沼や強さのあるWTB増山らが牽引し優勝を目指す。挑む黒沢尻北は小柄だが得意のモール攻撃、運動量のあるバックローの活躍に期待したい。

 

大分東明(大分)日本航空石川(石川)

日本航空石川はトンガからの留学生CTBトゥリマファが看板選手だ。184㎝98㎏と日本代表CTBシオサイア・フィフィタを彷彿させる突破力も持つ。大分東明はフィジーからの留学生185㎝105㎏のNO8カイサ、184㎝92㎏のWTB/CTBエロニと共に昨年の高校日本代表候補にも挙がった実力者だ。どちらもメンバーが多く残っており経験値が高いだけでなくフィジカルバトルが期待できるカードだ。

 

佐賀工(佐賀)川越東(埼玉)

佐賀工業はセブンスアカデミーにも入っているSO後藤、キッカーのFB井上がチームを前進させる。FWには197㎝のLO楠田に加えて191cmの古賀などの大型選手がセットプレーでは戦略上かなりの優位性を生む。対する川越東は開催県枠として参加する。近年埼玉県でも存在感を増しており県新人大会も制している。県予選ではFB土居やNO8高橋が得点を決め逆転勝利を収めた。

 

尾道(広島)勿来工(福島)

ディフェンスの強い尾道。3年生が半数以上抜けたが層は厚く未知数な力を秘めている。SO青田が軸となりBKの連携に期待したい。勿来工業は福島県予選を制し今年の冬の花園出場も期待が大きい。県予選こそまだ粗削りな試合運びもあったがチャンスを掴む為の激しいプレーの反応の速さが生命線となる。

 

国学院栃木(栃木)城東(徳島)

昨年全国大会決勝進出まで見せた快進撃を今年も期待したい。SO伊藤のゲームメイク、ラン、パス、キックは全てが高水準。FB青柳も防御の要としてフィールディング能力は全国屈指の力を示している。対する城東は昨年を経験したFWが残っており、PR八田、須見などの100㎏越え大型選手を軸にまとまりで試合を運びたい所だ。

 

長崎北陽台(長崎)立命館慶祥(北海道)

九州大会では東福岡に健闘していた長崎北陽台。NO8白丸は184㎝100㎏とパワーだけでなく統率力も兼ね備え高校日本代表候補でもある。FL亀井は190㎝の長身を活かし空中戦でチームの安定感に貢献する。対する立命館慶祥は実行委員会推薦枠として出場する。北海道予選では札幌山の手に決勝で敗れたがディフェンス面を改善し長崎北陽台に一矢報いたい。

 

京都成章(京都)茗渓学園(茨城)

1回戦の好カード。京都成章には1年からレギュラーで高校日本代表候補のPR森山を中心に強力なモール攻撃を持つ。メンバーの3年生こそ抜けるが多くの部員を持ち層が厚いチームだけあり今年も期待できる。対する茗渓学園は昨年入部した1年生達がチームの底上げをするか。セブンスアカデミーに入っていたWTB森尾、高いセンスがあるCTB田村、FWにもHO川村、PR小杉、NO8小川と1年生とは思えない様なレベルでプレーしている。

 

高鍋(宮崎)中部大春日丘(愛知)

小柄だが展開ラグビーが売りの高鍋。FWは昨年のメンバーが多く残り連携では手応えがあるか。キーマンは司令塔SOの今村のゲームメイクか。対する中部大春日丘も昨年のメンバーが多く残り戦力は充実している1年時から注目されていた191㎝110㎏のLO物部を中心にパワーがあり高鍋を圧倒するか。

 

東福岡(福岡)国学院久我山(東京)

全国屈指の強豪・東福岡は九州大会でも存在感を示していたが今年は昨年まで経験値の高かった選手達が多く抜けてメンバーとしてフレッシュな面々となる。対する国学院久我山はHO清水、LO大磯とフィジカルで対抗できるFWやSO袖山、スピードあるCTB大沼がいるBKが新チームを牽引する。強豪同士の1回戦注目のカードとなる。

 

石見智翠館(島根)天理(奈良)

近年力を付けている石見智翠館。昨年の有力な選手達が抜けて今年はほぼ全員が冬の全国大会から新しくなっている。中国地方新人大会では大津緑洋にまだ完成度は高くはない中で勝利をした。対する天理は昨年花園を逃したメンバーが残りNO8太安を中心に接点の強さが光る。近畿大会では東海大仰星に敗れたもののブレイクダウンで対抗しミスを誘いトライをする等、今後の期待できる側面も披露した。

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