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2021シーズン NTTコムの注目は?

2021年のラグビーシーズンがもうすぐ始まろうとしている。今シーズンのトップリーグは何と言ってもNTTコムの二人の選手に注目だ。

アマナキ・レレイ・マフィ

まず一人目はアマナキ・レレイ・マフィ。2015年ワールドカップ南アフリカ戦で奇跡の逆転トライへのラストパスを放った選手といえば判るだろうか。

 

アマナキ選手はトンガ出身。大学から日本留学してきたが、留学先の大学が関西学生Bリーグ(いわゆる二部)に所属していた花園大学だったという事もあり、ラグビーファン以外の一般の人々に広く知られる存在では決してなかった。

 

彼を一躍有名にしたのは先に記述したとおり、2015年の南アフリカ戦である。あの名実況「スクラム組もうぜ!」からの一連の流れから左サイドに陣取り、パスを受けると相手選手を右手一本で薙ぎ倒し、絶妙のタイミングで外に開いたカーン・ヘスケス選手にパス。

 

ヘスケス選手が左隅に逆転トライと言う、今書いていても震えが来るようなシーンの立役者である。あの試合でこれまた一躍有名になった桜のジャージーを着て応援してくれていたイギリス人女性(サリーさんとおっしゃるらしい)同様、日本国中が夜中にも関わらず「カモーン!ジャパーーーン!!」と叫んだであろうあのシーンである。

 

このアマナキ選手、このシーンからも判るとおり正に「フィジカルモンスター」である。その強靭な肉体を武器に敵をバッタバッタと薙ぎ倒すパワフルな突進が最大の魅力。だが、ここに至るまでは決して平坦な道ではなかった。

 

トンガで過ごした高校二年までは体重90kgに満たないバックスの選手であったというし、日本に来てからも故障の連続。2019年のワールドカップでも右肩や肋軟骨を痛め、アイルランド戦では無念の途中交代を余儀なくされている。

 

コロナの影響で練習もままならない各チームだが、それだけに逆に体をゆっくり休める事が出来たのではないか、と想像する。今シーズンは怪我の癒えたアマナキ選手が暴れまくる姿をゆっくり楽しめそうだ。

グレイグ・レイドロー

もう一人の注目選手。これは正真正銘、世界のレジェンドだ。2019年ワールドカップで日本とも戦ったスコットランドの主将にしてスクラムハーフ、グレイグ・レイドロー選手がNTTコムに合流する。

 

その正確無比なペナルティキックは元より、卓越したキャプテンシーと超一流の戦術眼。これがトップリーグで見られる事になる。

 

アマナキ選手のポジションはNo.8でスクラム最後尾、レイドロー選手はスクラムハーフでそのスクラムからのボール供給役。試合中、この二人が並んで立っている姿や協力して密集サイドを駆け抜ける姿を想像するだけで何だかワクワクしてきてしまう。

 

今シーズンはNTTコムのこの二人に注目必至だ。

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