スーパーラグビー2017 サンウルフルズ対ブルズ戦の1プレーにて
「おっ!これはシンビン ブルズ痛い!」
「えっ退場!!」
というシーンが後半早々にあった。確かに、首にしっかり入っており危険なタックルなのは間違いない。
しかし、故意ではないタックルがなぜ「退場」という厳し罰せられ方をしたのか疑問でならない。
しかし、そこにはラグビーをよりエキサイティングに楽しむ一方で、企業と同じく「安全第一」の精神が組み込まれているのだ。
↓動画の1分20秒くらいのプレーを確認下さい。
2016年12月 ラグビーの国際統括機関がタックルに対する新しい基準を示している。タックラーを罰する際に、それが「意図的か」「偶発的か」という視点でレフェリーが判断する事になっている。
つまり、高いタックルに行くとハイタックルになる危険性があるのを分かっていながら、高いタックルにいってしまった場合は「意図的」と判断される。逆に低くタックルしたものの、相手がさらに低い姿勢でアタックしてきたため、結果的にハイタックルになってしまった場合などは「偶発的」と判断される。
「意図的」の場合は最低でもイエローカードとなり、危険性の高いタックルは退場となってしまう。今回のブルズ戦のタックルはまさに危険性が高い意図的なタックルと判断され退場となってしまった。もちろん、「偶発的」なハイタックルも最低でもペナルティーを取られてしまう。
しかも、この判断はタックルだけではない。ブレイクダウンでも同じ判断を下されるのだ。つまり、ラックのオーバー入った際、ネックロールはイエローカード以上、相手をオーバーしようとしたものの、相手の体勢がさらに低くなり結果的に首へのオーバーとなってしまった場合もペナルティーとなってしまうのた。
↓下記動画は危険なプレーの1つ ラックでのネックロール
厳しいと感じるか、これが当たり前のプレーと感じるかは、ファンそれぞれの見方があるだろうが、マイケル・フーパー(AUS)やデュサトワール(FRA)のような低く激しいタックルが見られる試合が増えることはラグビーファンにとっては非常に嬉しい事だ!
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