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子供のラグビーが上達するアカデミー。菊谷・箕内・小野澤が日本のラグビーを底上げ。

ラグビー元日本代表の箕内氏、菊谷氏、小野澤氏が小中学生の子供達にラグビーを指導する「ブリングアップラグビーアカデミー」がプレスリリースされているされたのが2018年4月25日

このアカデミーは東京都調布市のフットサルコートで指導開始し、2021年4月時点では、東京2校、静岡1校の合計3校にまで増えている。

日本ラグビー界をリードしていくラグビー少年にとって、元日本代表の経験豊かな選手から直接指導を受けることが出来る素晴らしい環境は日本でも数少ない。

もし、子供さんが「試合中、どのように動くのが正解なのか分からない」「俺も試合で活躍したい!」と悩んでいるとしたら、日本ラグビー教育史上、もっともハイレベルなラグビーアカデミーに通わせたくなるかもしれない。

目次

プレリングアップラグビーアカデミーとは?

ブリングアップラグビーアカデミーは、元日本代表、しかも合計キャップ数が3人で197という最高の陣営の元、日本ラグビー界で活躍する選手を育成するアカデミー。

このアカデミーの出資会社は、「豊田トライク株式会社」恐らく、聞いたことがない人が多いだろう。三輪電動自転車などの開発から販売を行っており人々の移動を支えている会社だ。

スポーツとは無縁の会社のように思えるが、社長の豊田氏がスポーツ貢献に力を入れている。その為、日本ラグビー協会が推薦しているわけでもなく、採算が取れるかも見えないアカデミーに快く出資をしている。

アカデミー概要(2021年時点)

東京に2校、静岡に1校 合計3校で曜日を変えて運営している。

■東京イースト(千住)校

<場所>
帝京科学大学キャンパス4号館グランド

<練習日>
毎週水曜日

17:30〜18:40   (小学生3・4年生)70分/30名

17:30〜18:40   (小学生5・6年生)70分/30名

中学生クラス 18:50~20:00 70分/30名

<料金>

入会金 10,000円

月額レッスン料金   9,000円

 

■東京ウエスト(調布)校

<場所>
J-SOCIETY FOOT BALL PARK 調布

<練習日>
毎週木曜日

17:20〜18:30   (小学生3・4年生)70分/30名

16:40〜19:50   (小学生5・6年生)70分/30名

中学生クラス 19:50~21:00 70分/30名

<料金>

入会金 10,000円

月額レッスン料金   小学生8,000円、中学生10,000円

上記2校の他、静岡県では静岡聖光学園グラウンドで月曜日にアカデミーを開催している。

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これまでの日本ラグビーには無い高い料金設定

関東のラグビースクールを例にあげると、強豪と言われる世田谷ラグビースクールの年会費が12,000円と、これまでの日本ラグビーには無い高い料金設定なのだ。

基本的に、日本ラグビーは特定非営利団体として活動している地域がほとんど。まずは、ラグビー人口を増やすために低価格でラグビーが出来る環境を提供している。

その為、普通にラグビースクールに通わせている親御さんにとっては、あり得ない金額かもしれない。

また、昔から運営しているラグビースクールの指導者は”金儲けの商売”と位置付け敵対する人も多い。スクールでチラシを配る事すら許してくれない人もいるのだ。

サッカーや野球と違って、その辺の感覚が古いのだ。だからこそ将来ラグビー選手を目指す小学生も少ないのかもしれない。

他のスポーツと比べると安い

しかし、元日本代表に直接指導してもらえるこの料金設定は、決して高い金額ではない。

サッカーアカデミーを例にあげてみると、2018年1月に開校したドルトムント・アカデミーでは、小5~6で9,900円/月1回コース 練習時間は60分。

更にコーチは、「Jリーグ等でプレーしていたキャリアを活かし・・・。」と紹介ページには記載はあるも、”元日本代表から毎週指導される”という事は書かれていない。

一方で、ラグビーアカデミーは日本ラグビー界で超一流だった3選手が名を連ねている。それでは、このアカデミーに通う事で子供達にどんなメリットがあるのか紹介していこう。

ラグビースクールではどんな事を指導してもらえるだろうか?

まず、指導員と呼ばれるお父さん達が指導するが、ほとんどがラグビー経験者というくらい。一般的な指導内容としては、

・幼児~1年生(5人制)

仲間と運動する楽しさから始まり、ボールを持って走る楽しさ、トライする楽しさ、簡単なルールを学ぶ

・2年生(5人制)

2019年より日本ラグビー協会もタグラグビーを導入している。コンタクトプレー無しのラグビーでスキルを磨いていく。同時に3年生から始まるコンタクトプレーの準備も行う。

・3~4年生(7人制)

フォワードとバックスにポジションが分かれる。パス回し、ラックへのオーバー、オフサイドを理解し全員でディフェンスすることの重要性を学ぶ。

・5年生~6年生(9人制)

4年生までに学んだスキルの強化とチームのコミュニケ―ションの大切さ、1人1人の仕事の役割と責任ついて学ぶ

 

ざっくり言うと、ラグビーのチームが試合で勝つための方法を学ぶのだ。

 

もちろん厳しくハードな練習をしているチームは強くなるし、楽しむのがモットーというチームは試合では勝てない。

厳しいチームは、小学生1年生に対しても、「おいっ、黙れ!俺の話を聞け!」と怒鳴り散らすこともある。

お父さん達が今まで気づいてきたラグビー道を子供達に教え込むのだ。

そして基本的には、言われた事を言われたようにプレーする。その中で、他の選手に比べどんどん成長して試合で活躍する選手もいれば、活躍出来ないで腐っていく選手もいる。

個人のラグビー能力を伸ばすのが目的ではなく、チームを試合で勝たせるために練習を考え活動を続けているチームがほとんどだ。

ラグビーアカデミーでは何が学べるのか?

一方で、ラグビーアカデミーでは何が学べるのだろう。?

ホームページを見てみると、下記のメリットが明記されている。

集団での『学び』において、対人間スキル・集団での問題解決能力を育てます。

対人間スキル(Inter Personal Skill)とは?

自信、敬意、感受性、身体言語、リスニング、協力、感謝、ポジティブな態度など

 

対人間スキル??問題解決??

 

リスニング??

 

と頭の中でクエッションマークが点滅してしまうかもしれない。

あれ?ラグビーやるんじゃないの?問題解決って新入社員じゃないんだから。。。と、ラグビーをあまり知らない親にとっては、「よしっ!入会させよう」とは思わないかもしれない。

まずアカデミーの存在だが、チームとして試合に出場するわけではない。ラグビースクールが小学校だとしたら、アカデミーは塾に通うようなものだ。

 

ラグビースクール=義務教育

 

ラグビーアカデミーは=個人の知識・プレー能力を鍛え、伸ばす塾

 

しかし、「タックルを伸ばしたいからタックルをバリバリ教えて欲しい。」という希望者がいても現時点の指導方針には織り込まれていない。

相手に当たったり、タックルしたりするコンタクトではなく、パス・キック・ランプレーに重点を置く練習で構成される。

パスなどのスキルが上達していく中で、各状況に応じての判断能力を磨くことが出来る。

常に攻防が移り変わるラグビーでは、状況判断能力が優れていなければならない。1つの好判断がトライを生み、1つの判断ミスでトライを奪われてしまう。

海外強豪国の選手は日本に比べ、この状況判断能力が優れていると言われる。子供の頃から、学べる環境があるのも理由の1つだ。

 

日本では現在、ブリングアップアカデミーで学べる環境なのだ。

状況判断

「○○の状況であれば、どうするのか?」

「後ろから〇〇という声が聞こえたらどう判断するのか?」

「味方に何を伝えるべきか?」

というような考えを学ぶ事が出来る。

決して、ラグビースクールに通うだけでは、習得する事が出来ないような知識やスキルを身につける事が出来るのだ。それは、子供が将来的に高校まで続けたとしても、学ぶ事も出来ないだろう。

もちろん、考え方や判断力だけでなくプレーのスキルも上達する。なぜなら、周りにはレベルの高い仲間しかいない。本当にラグビーが好きで、ラグビーが上手くなりたい仲間とプレーする事になる。

そして何より、長きに渡り日本代表を牽引してきた一流選手から教わるのだ。

まさに、一流のコックから料理を教わるか、一般的な料理教室で教わるかの違いだ。下ごしらえや切り方は同じでも、調理中の味付けや焼き方においては微妙に差がある。

この微妙な差の積み重ねが、人々に感動を呼び起こしているのだ。

そして、ラグビー界でその感動を呼び起こそうとしている3人のサムライを紹介しよう。

コーチ陣

◆箕内拓郎(みうち たくろう)


ソース

1975年12月11日生まれ

大学時代は関東学院大学、トップリーグではNECを優勝に導いたミスター優勝請負人。

日本代表48キャップを保持し、ワールドカップ2003年、2007年に出場 主将を務めている。

 

◆菊谷崇(きくたに たかし)


ソース

1980年2月24日生まれ

大学時代から、セブンス日本代表として活躍し、フォワードとは思えない走力でファンを楽しませてくれた。2011年にはワールドカップで主将を務め、通算68キャップを誇る。

 

◆小野澤 宏時(おのざわ ひろとき)


ソース

1978年3月29日生まれ

通算81キャップ 55トライを誇る名ウイング。外国人フォワードが相手でも倒れない体幹の強さは印象的。ステップならこの人から学び・盗むべし。

最後に

2022日本ラグビーの新リーグ リーグoneの立ち上がりとともに、各チームが主催するアカデミーも活性化してきている。

ホームグランドを持つなどの条件もあるが、ラグビーの地域への普及活動もデビジョン1に入るための条件となっている。今後更に 小・中学生のアカデミーは増えていくはずだ。

もうすでに、お近くのラグビーチームでアカデミーを開催しているかもしれない。ただ、お住まいの近くにブリングアップアカデミーのラグビー校があるのであれば、迷わずおススメする。

日本で最初に始めたラグビーアカデミーだからこそ、”レベルの高い考え方を教えてながら楽しんでもらえるか”子供達にとってより良い練習を指導する事が出来る。

今日本で一番知り尽くしているのは菊谷氏、小野澤氏、箕内氏だ。直ぐにやれと言われてもやれる内容ではない。

だからこそ、タレント揃いでラグビー指導者としても有能な選手が多いキャノンイーグルスは2021年のアカデミー開校時には、ブリングアップアカデミーに指導をお願いしている。

上記アカデミーの日程には織り込まれていないが、毎週火曜日はキャノンイーグルのグランドで指導をしている。

何より、各チームよりレベルの高い選手、意識の高い選手が集まる環境はブリングアップアカデミーにしかないだろう。

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