ラグビーQ&A

ラグビーの怪我 フォワード(FW)はどんな怪我が多いの?

ラグビーというスポーツにはケガが付き物である。上半身から下半身、それこそ体中どこでもケガをしてしまう可能性がある。これはもう、体がぶつかり合う前提のコンタクトスポーツの宿命だ

フォワードの仕事から見る怪我のリスク

ラグビー 怪我 リスク

特に最前線でぶつかり合う事が仕事のフォワードは年中と言っていいほどケガが耐えない。

ただし、バックスと違って猛スピードでぶつかり合うというのは比較的少なく、また、頑丈に鍛えれた大きな体を持っているからなのかフォワードは小さいケガを年中、バックスは選手生命に関わるような大きなケガをしてしまうという印象だ。

では、フォワードはどのような場面で怪我が多いのだろうか。

まず、1番~3番のフォワード第1列の特徴と言えばスクラムだ。スクラムでは総重量900㎏以上の男達が組み合う。腰や首への負担は、凄まじいものだ。

そして、スクラムはよく崩れ落ちてしまうため怪我へのリスクが多き

4番~5番のロックはどうだろうか。空中戦が多いロックは、スクラムではさまれる耳の怪我が多い。4番のロックは、1番と2番のお尻の間、5番のロックは2番と3番のお尻の間に挟まれる。

そして、6番~8番のフォワード第三列は仕事量が多い分、怪我も多い印象だ。タックルやラックの密集で戦う事が多い第3列は、バッティングによる出血も多い。

フォワードはどんな怪我を気を付けるのか?

総合的にフォワードのケガで一番気をつけなければいけないのはだ。首は大ケガに直結する。選手生命どころか、下手をすれば命の危険もある。

日本ラグビー界でも、首の怪我が原因で、下半身不随となってしまった選手も少なくはない。

スクラム最前線のプロップ、フッカーはいわゆる「首の取り合い」をするのだが、この時に「自分の有利な首のポジション」を取ろうとして相手の首を「決め」に掛かる時がある。

今はルールが改定されてしっかりと相手と距離を詰め、両手で相手の肩を持ってからスクラムを組むようになっているので昔ほど首の大ケガの可能性は無くなったがしっかりと鍛えておく必要がある。

腰痛

スクラムを組む時に負担が掛かる場所といえば、もう一箇所は腰だろう。実際に腰をケガするラガーマンは非常に多い。

「昔ラグビーやってました。フォワードでした」という人と話をすると、3~4割の人が何らかの腰痛を抱えているような印象を受けるほどだ。

スクラムというのは姿勢が非常に重要で、後ろから押される力を余すところなく前方に伝える為に、特に背中から腰のラインはまっすぐに伸びている事が要求される。

この「まっすぐ」が曲者で、ともすれば力が入るあまりいわゆる「そり腰」になってしまいがちなのだ。そり腰のまま負担を掛け続けてしまうと慢性の腰痛になってしまう事が多い。

そり腰にならないよう、お尻に力を入れて骨盤を前に倒し続ける意識を持つ事が重要だ。

膝のケガ

他にフォワードに多いケガとしては、膝のケガも多い。

フォワードはバックスと比べるとどちらかと言えば体重が重い人が多い。自分の体重に膝が耐え切れず、痛めてしまう事がある。もっとも、これはどちらかというと現役の時よりは引退した後の方が多いかも知れない。

餃子耳

番外編として「耳」がある。いわゆるギョーザ耳である。レスリング選手や柔道選手にも多い、「つぶれた耳」だ。スクラムやモール、ラックと言った密集の中で摩擦される事で耳がつぶれてしまうのだ。

ギョーザ耳は選手生命に関わるほどではなく、命の危険もほぼ無いと言っていいだろう。血抜きをすれば治るまでの時間もさほど掛からず、ヘッドキャップなどで保護すれば練習にも差し支えない。

ただ、ギョーザ耳はなってしまうとある弊害を引き起こすので注意が必要だ。

イヤホンが入らなくなるのである。スマホで音楽を楽しんだりするのに非常に苦労する事になるので、首、腰、膝と同じように耳にも注意を払うべきだろう。

バックスは大けがが多い?

一方で、トップスピードでボールを持って走るサインが多いバックスは、交通事故のような激しいプレーに巻き込まれる事も少なくない。

前に立った相手が、自分より大きなフォワードの選手と言う状況もある。例えば、イングランドのロック  コートニー・ローズはバックスの選手へのプレッシャーが大好きな選手だ。彼の餌食となってしまったスタンドオフも本当に可哀そうだ。

スーパースターの怪我で記憶に新しいのは、2019年ワールドカップ直前、オールブラックスのダミアン・マッケンジーが靱帯の怪我だろう。

彼が、ワールドカップに出場していれば、オールブラックスの3連覇を日本で見れていたかもしれない。

 

 

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