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ラグビー日本代表 アイルランドに勝利した事がどれだけ凄いのか?!

2015年ワールドカップ 南アフリカ戦の大波乱から4年、またしても日本代表が劇的勝利をファンにプレゼントしてくれた!

<結果>

日本 19 - アイルランド 12

前半:9-12

後半:10-0

 

前回大会では、優勝2回を誇る南アフリカに勝利したものの、今大会アイルランド戦の日本の勝利を予想していた人は少なかっただろう。

「衝撃的な敗北」
「また、素晴らしい番狂わせを引き出した」
「アイルランドを謙虚にさせる衝撃」
「アイルランドにとっては、深く落胆しダメージを受ける敗戦。」
「日本の勝利はまたよ。世界を、震撼させたようだ。」などの見出しを付けて、まさかの2大会連続の波乱を速報している

 

アイルランドに勝つ力があるという事は、オールブラックス(ニュージーランド代表)にも勝てる力があるという事、オールブラックスに勝てるという事は優勝出来る可能性だってあるのだ。

 

これは、マジでヤバい!9月28日は日本列島が熱く盛り上がった!スポーツブックでアイルランドの1.08倍に大金をかけていたラグビーファンは残念。

 

逆に、日本の勝利を祈ったサムライはいつもより7倍高価な日本酒で祝杯を上げよう。

 

直近のアイルランド(2019年ワールドカップ前の世界ランキングは2位)の成績から、日本が勝利した凄さを紹介しよう。

 

名将ジョー・シュミット監督のもと2013年から確実に力を付けているアイルランド代表。2015年大会では、グループ1位通過しながら惜しくもベスト8に終わったが、2016年には、オールブラックスに40-29で勝利。両国初対戦以来111年の初勝利を飾った。

 

 

その後、2018年にはヨーロッパチャンピオンを決めるシックネーションズで全勝優勝を果たしている。シックネーションズとはアイルランドの他、ウェールズ、イングランド、スコットランド、フランス、イタリアの強豪国で戦うイベントだ。

 

そして、ファンの皆さんは覚えているだろうか、W杯2015の南アフリカへの勝利熱も冷めていない日本で、2017年6月 日本で行われた、日本対アイルランドの試合を。

 

主力11人をかくアイルランドに22-50で敗れているのだ。Tier1(トップ)の厳しさを肌で感じた試合。「アイルランドまじで強~~!」と日本中のラグビーファンが肩を落とした試合だった。

 

その結果もあって、ランキング10位の日本がアイルランドに、本当に勝てるなんて思っていたラグビー関係者はどれくらいいるだろうか。ラグビーをあまり知らないファンの方は、日本開催と盛り上がりまくっているラグビー熱に、日本の勝利を信じていた方も存在しただろう。

 

日本代表メンバーと同じように。

 

今回のアイルランド戦の試合前に、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)が俳句を詠んだ試合前のエピソードを明かした田村優。
「誰も勝つと思ってないし、誰も接戦になるとも思ってないし、僕らがこんなに犠牲にしてきたかもわからないし、信じているのは僕たちだけっていうメッセージがあって。その通りになったと思います」と続け、指揮官の熱い思いが勝利に結びついたことをコメントした。

■勝因の1つは、初戦のロシア戦?

ロシア戦の日本代表にアイルランドに勝てる要素がどれほどあっただろうか。30-10で勝利したものの格下相手に、パットしないフォワードのブレイクダウンとディフェンス、チャンスに繋がらないキック処理。

 

「大丈夫か日本??」

 

アイルライドファンも同じように「あれ?前回大会の南アフリカ戦より弱い。。。」と感じただろう。

 

アイルランド陣営は「日本を警戒している」と表向きコメントを残しているようだが、アイルランドの戦い方を大きく左右する司令塔のスタンドオフ ジョナサン・セクストンはベンチ外でのメンバー構成。

 

絶対に落とせない試合ではあるも、エースは温存しても勝てる試合と判断している。2015年で対戦した南アフリカでさえ、司令塔ハンドレ・ポラードはベンチ入りさせていた。

 

同グループの1番のライバル、スコットランドに27-3快勝しているだけに、普通に考えて日本に負けるなんて事は考えていなかっただろう。

 

しかし、試合が始まると、ハイリターンを選択しない日本の堅いラグビーと、前に出るディフェンスが、アイルランドのフィジカル勝負に真っ向から立ちはだかる。

 

アイルランドお得意のバーティカルアタックも、研究してきた日本ディフェンス陣の完全勝利だった。タックル176本に対しミスは14本とtier1相手に素晴らしいタックル成功率(92%)を見せてくれた。

 

後半は日本代表の時間だった。。アイルランドの超強力フォワードの攻撃を0点に抑えるなんて誰が想像しただろう。

 

確実に時代は変わった!”オールブラックスでもない、スプリングボックスでもない、日本の正確なタックルを見本とすべき!”

 

ロシア戦で見た日本代表とは別チームのような試合の勝利は(ロシア戦のタックル成功率84%)4万7813人の歓喜が全てを物語っていた。

世界トップレベルの第三列

この試合、フォワード撃強のアイルランドに勝った日本代表のフォワード陣の仕事ぶりが勝因となった。フォワードで勝つことが。ラグビーの試合で勝つことの大前提となるが、正に、フォワードが世界最強のフィジカルラグビーに勝利したのだ!

 

グジウォンが、スクラムを押し、ペナルティーを獲得、観衆が日本の躍動に鳥肌を立てた瞬間もあったが、第三列の仕事も、目に光るものがあった。

 

このアイルランド戦で、はっきりとわかった事がある。それは、日本だ代表のフォワード第3列は、世界基準だという事だ。世界中のヘッドコーチを虜にしただろう。日本の誇れる第三列に感謝したい!

 

勝利の陰に、必ずや最高の第三列がいると言われるラグビー。2015年のオールブラックスいはリッチー・マコーという最高のオープンサイドフランカーが存在した。

 

今大会のオールブラックスも、アーディ―・サヴェアやサム・ケイン、キアラン・リードと豊富な人材を揃えている。そして、オーストラリアには今大会もマイケル・フーパー、デイビット・ポーコックと世界最高峰のフランカーを揃えている。

 

日本代表の第3列にも、

・姫野和樹
⇒ラグビーのレジェンドに「日本で最高のラグビー選手になるかもしれない。」と言わせたほど。

・ピーター・ラブスカフニ
⇒南アフリカ代表として活躍する事も出来た人事

・リーチ・マイケル(2015出場)
⇒強いチームへのディフェンスはこの人無しでは成立しない!

・マフィ(2015出場)
⇒ボールキャリ―能力は世界トップクラス

 

と日本史上最高の3列が揃っている。

 

アイルランド戦も、相手3列との仕事量は、決して負けていなかった。

 

  タックル数(成功率) ボール持ってランした距離
リーチ・マイケル(日本) 11本(100%) 37m
ラブスカフニ(日本)  16本(100%) 25m
姫野和樹(日本) 11本(100%) 48m
オーマーニー(アイルランド) 10本(83%) 3m
フレイヤ―(アイルランド) 20本(95%) 9m
スタンだー(アイルランド) 16本(100%) 18m

 

 

姫野のラン(m)はバックス並みのボールキャリー。この試合、40m以上を走ったのはフォワードではただ1人。また、リーチは前半30分からの出場ながら、フル出場ばりの仕事量で活躍した。

 

前半30分のリーチ投入、攻守に渡り躍動し、確実にゲームの流れを変えた。交代早々、34分には相手を仰向けにし、チームの士気を、高めた。

これが日本のキャプテンだ。

オールブラックス、スコットランド、フィジーの代表にもなれる可能性はあったリーチだが、日本代表代表にいてくれて良かった。

 

ジョセフヘッドコーチから、「パフォーマンス悪いから、アイルランド戦外すわ。」とストレートに言われたロシア戦の動きがウソだったように前に出てはタックルで相手を仕留め、ボールキャリアとしても、素晴らしい仕事をした。

フォワード第一列のディフェンス力

プレイヤーオブザマッチに選ばれたフッカーの堀江。アイルランド戦後のタイミングで、全選手の中でもタックル数1位と日本躍動の鍵を握っている。

そしてもう一人、稲垣のディフェンス量も日本の大勝利には欠かせない。

 

特に、タックルしたから立ち上がるスピードは、まるで、ジョージ・スミスを彷彿とさせる。スクラムを組んでるとは思えない動き。

 

アイルランド戦でも、両チームの1列(プロップ・フッカー)のなかでも、タックル数、1位・2位は、堀江の17本、稲垣の12本となっている。

 

もちろん、アイルランドの攻撃スタイルが、ラックの近場をオーソドックスに攻める攻撃スタイルのため、ラックサイドにポジショニングする彼らのディフェンス量は増えるわけだが、それでも、タックルミスは1本、最強と言われるアイルランドのフィジカル勝負に勝ったのだ。

 

ベスト8以上に匹敵する彼らの仕事量が日本代表大躍進の鍵となる。次の試合も楽しみだ!

 

ブライトンの奇跡から4年、今度は、日本の静岡での大勝利!これは、南アフリカ戦の勝利が奇跡ではなく必然だった事を意味するのかもしれない。

 

南アフリカのラグビーファンは、本当に強かった日本代表に負けことに気づいだろう。

 

⇒日本代表 3勝1敗の大予想

※ランキングはW杯前

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