ラグビーQ&A

社会人ラグビーはどこのチームが強いのか?

ラグビー どこが強い

このページでは、あまりラグビーをご存じない方へ日本の社会人ラグビーチームの強豪チームについてお伝えいたします。

サントリーやパナソニックの名前をよく耳にすると思いますが、いつの時代も同じチームが優勝に名を連ねているのでしょうか。

3つの年代に分けて紹介します。

・社会人リーグ時代(~2002年)

・トップリーグ時代(2003年~2021年)

・リーグワン創立時(2022年~)

目次

社会人リーグ時代(~2002年)

ソース:緑とらんす

2003年にトップリーグが創設される2002年まで、全国社会人ラグビーフットボール大会として日本ラグビーを盛り上げてきました。

1948年から始まったラグビー大会では、新日鉄釜石や八幡製鉄など今では聞かないチームが多く優勝を重ねてきました。

現在のリーグワンに所属するチームで一番優勝回数が多いのは「神戸製鋼」になりますが、ラグビーファンの記憶に残っているのも神戸製鋼の7連覇(1988~1994)でしょう。

平尾誠二や大八木敦ら多くのトップ選手が日本ラグビーを牽引した時代です。

そして、現在日本ラグビーを牽引するサントリーが初めて優勝したのが1995年で全優勝3回の実績を残しています。

八幡製鉄や新日鉄釜石、三菱自工京都を除けば、リーグワンでも活躍するチームが多く優勝しています。

<チーム別優勝回数>

  チーム名 優勝 準優勝
1 八幡製鉄 12回 2回
2 神戸製鋼 9回 3回
3 新日鉄釜石 9回 1回
4 近鉄 8回 9回
5 トヨタ自動車 5回 10回
6 東芝府中 3回 5回
7 サントリー 3回 3回
8 リコー 3回 2回
9 三菱自工京都 2回 2回
10 三洋電機(現パナソニック) 1回 1回

 

トップリーグ時代(2003年~2021年)

2003年よりトップリーグが設立されました。日本ラグビーをもっともっと盛り上げていくために立ち上げらたわけですが、以下が具体的な方針です。

競技レベルの向上
トップリーグは、日本の社会人ラグビーの最高峰であり、競技レベルの向上が目的の一つです。トップリーグのクラブチームは、優秀な選手を集め、高度な戦術を駆使してプレーし、日本のラグビーのレベル向上に貢献しています。
プロ化の一歩
プロ化の一歩としても位置付けられています。プロスポーツとして認知され、企業スポンサーなどからの支援を受け、ラグビー競技の発展に寄与することが期待されています。
ファン層の拡大
ラグビーのファン層を拡大することを目的としています。競技レベルの向上によって、より多くの人々がラグビーに興味を持ち、観戦に訪れるようになります。
若手選手の育成
若手選手の育成も目的の一つとなっています。トップリーグに所属するクラブチームは、若手選手に対して練習環境や指導方法を整備し、優秀な選手を育成しています。
地域活性化
地域活性化の目的も含まれています。クラブチームがある地域において、地元の人々がラグビーに親しむきっかけを作り、地域経済の発展に貢献することが期待されています。

リーグ戦を優勝したチームは、サントリー・東芝・パナソニック(旧三洋電機含む)・神戸製鋼の全4チームと強豪チームの偏りが見られます。

優勝回数や、全リーグ戦の勝敗数を鑑みても日本の社会人ラグビーの強豪チームと言えるでしょう。

<優勝回数>

  チーム名 優勝 準優勝
パナソニック 5回 6回
サントリー 5回 5回
東芝 5回 3回
神戸製鋼 2回
ヤマハ 3回

 

上位5チームは毎年レベルを落とさず強豪チームとしてトップリーグを牽引してくれました。全シーズンにおける勝利数では1試合差でサントリーがトップとなります。

<勝敗数>

  チーム名 試合数 勝ち 分け 負け
1 サントリー 201 162 36
2 パナソニック 201 161 35
3 東芝 201 145 54
4 神戸製鋼 201 131 63
5 ヤマハ 201 125 68

そして、2022年シーズンよりリーグワンが始動するわけですが、メキメキと力をつけてきたチームがいるのです。

リーグワン創立(2022年~)

2022年日本ラグビーリーグワン開幕いたしました。リーグは、日本国内におけるラグビーファンの拡大や若い選手たちの育成、さらには日本のラグビーが世界でも競争力を持つ存在になることを目指しています。

・各チームがプロフェッショナルな経営を行い、トップクラスの選手たちが所属する競技団体としての地位を確立する必要があります。

・選手たちの技術向上のための練習環境の整備や、チームのマネジメントの強化、ファン層の拡大のためのマーケティング戦略の策定などが挙げられます。

・また、若手選手たちの育成のためのプログラムを展開しており、将来的には、日本代表チームの戦力強化にも貢献することを目指しています。

クボタスピアーズが3位に!

リーグワン初年度の成績を見てみましょう。社会人リーグ時代も、トップリーグ時代も上位に入れなかったクボタスピアーズが健闘しています。
<初年度成績 TOP5>

  チー名 勝ち 分け 負け
1 サンゴリアス 14 0 2
2 パナソニック 14 0 2
3 クボタスピアーズ 12 0 4
4 東芝 11 0 5
5 トヨタ 10 0 6

クボタスピアーズの外国人選手は、SO10番のバーナード・フォーリー(オーストラリア代表)やHO2番のマルコム・マークス(南アフリカ代表)などの有名外国人選手を補強しておりますが、それ以上に高いフィットネスレベルや攻撃力を武器に相手チームを翻弄しています。

まとめ

日本ラグビーの強豪を語るうえで絶対に外せないのが、サントリーとパナソニックの2チームです。

そのほかでは、トップリーグの優勝経験のある東芝や神戸製鋼、そしてリーグワン創立から上位に入ってきたクボタスピアーズが社会人ラグビーの強豪チームとなります。

なので、強豪チーム同士の試合が行われるときは、ぜひ会場まで足をお運びください。楽しい試合が見れますよ。

個人的にはトヨタ自動車が大好きです!

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