2022年1月8日~開幕する日本ラグビー LEAGE ONE(リーグワン)
神戸製鋼を優勝に導いたダン・カーターや、驚きのサントリー入団で日本ラグビーを盛り上げたボーデン・バレットなど、出場する外国人選手にも注目が集まる。
このページでは、開幕年より日本ラグビーに参戦する外国人選手について紹介したい。
目次
東京サントリーサンゴリアス注目の外国人選手
毎年、超有名選手を獲得するサンゴリアス。開幕年も超ビックネームを獲得している。スタジアムのスタンドはこの選手を見たくて黄色のジャージで埋め尽くされるかもしれない。
ダミアン・マッケンジー(FB)
今年の大目玉は間違いなくこの人、まだまだ26歳と若いがニュージーランド代表キャップは40となっている。
177㎝/78kgと日本の高校生より小さな体で、怪物達へ勇敢に立ち向かいタックルを決める。マッケンジーと巨漢ウイングとの 1対1のマッチアップは会場中から歓声が巻き起こる。
そして、ボールを持った時のスピードも一級品。鋭いステップ、敵を引き付けてからのオフロードパスとディフェンスをあざむき、観客を魅了する。
恐らく、彼のアタック(攻撃)を見たくてチケットを購入するファンが多いだろう。
また、微笑みの貴公子とも言われており、キックも上手くブレースキックのルーティンでは、Hポールの奥に座る観客を見ながらニヤリと微笑んだ後、キックモーションに入る。
トニー・アロフィポ(SO/CTB)
オーストラリア出身の若手 、19歳でリーグワン加入となる。オーストラリアではU-18の代表に選ばれており、スーパーラグビーではブランビーズの一員として活躍した。
SO(10番)でもプレーできるが、186cm/95kgの大型BKとしてCTB(12/13番)での出場が期待される。
トム・サンダース(FL/NO8)
開幕年は27歳 190cm/110kgとフィジカルのサンゴリアスの第3列の中では一番大きい体格となる。スーパーラグビーの強豪クルセーダズでもまれたフィジカルの強さは本物だ。
U-20ニュージーランド代表の経験を持ち、A代表のトライアルにも呼ばれている。高い身長だがタックルは低く入り相手を仕留める。しかも、倒れている選手へのジャッカルを仕掛けるスピードも速い!
埼玉パナソニックワイルドナイツ注目の外国人選手
トップリーグ最後の年は、有終の美を飾ったものの福岡賢樹の空いた穴は誰が埋めるのか選抜の15人が非常に気になるところ。開幕戦は残念ながらコロナの影響で不戦敗となってしまったが、5月までの長いシーズンで取り返して欲しい。
ヴィンス・アソ(CTB/WTB)
1995年生まれの27歳 185㎝/90kgと近代バックスの体の中では小さい方だが、強さとスピードを武器にスーパーラグビーのハリーケーンズで活躍した選手。
特に、CTB(13番)で出場した際は、セットプレーからの縦サインに注目して欲しい。強烈なスピードでディフェンスのゲートを切り裂いてくれる!
ビクトリア大を卒業後スーパーラグビー参戦。3年目には、リーグ2位のトライ数を上げ躍動しニュージーランド代表での期待をされていたが、手首や肩の怪我に苦しまされ代表として活躍する事は無かった。
ニュージーランド代表に選ばれる実力がありながらも怪我に苦しまされたヴィンス・アソ。リーグワンでの大活躍を期待したい。
マリカ・コロインベテ(WTB)
オーストラリア代表キャプ42を持つ快速のフィジカルモンスター。182cm/96kg 29歳での日本ラグビー参戦となりトライ量産が予想される。
ラグビーワールドカップ2019日本大会でも活躍した選手だ。(背番号11番で出場)、また2019年にはオーストラリアの年間最優秀選手にも選ばれている。そんなビックネームが日本にくるとなると、もしかしたらワールドカップ時の日本での生活が相当気に入ったのかもしいれない。
"I am very excited to be in Saitama from the 2022 season. I am a big fan of games growing in Japan and am enjoying my time in Japan for the 2019 Rugby World Cup." Said Koroybete.
まだまだ代表で活躍出来るレベルの選手のた、1年でオーストラリアに戻される可能性は高いが、22年シーズン 日本での大活躍が期待される。
トヨタヴェルブリッツ注目の外国人選手
これまで、ティアティアやトロイ・フラベル、マイケール・フーパーなど神様級の代表選手をフォワードで獲得してきトヨタ。
リーグワン開幕年は、どんな選手を獲得したのだろうか。
パトリック・トゥイプロトゥ(LO)
ニュージーランド代表キャップ41を持つ28歳
198cm/120kgの恵まれた体格でチームの支柱となる。トヨタ自転車はロックの選手では、過去には、当時ニュージーランド代表のスター、トロイ・フラベルを獲得している。
トゥイプロトゥは2014年にブルースに入団し成長を続け、翌年、翌々年は怪我に悩まされる時期もあったが、16年のテストマッチで結果を出しニュージーランド代表入りを果たしている。
デカさを武器にした縦突破とタックルされても倒れる前に味方にオフロードパスを放る器用なスキルを見て欲しい。
ピーターステフ・デュトイ(FL)
南アフリカ代表キャップ55 200cm /116kgの大型フランカー。2019年ワールドカップ日本大会でほ南アフリカ優勝に貢献した1人
このデカさからくり出す低く突き刺さるタックルとスタンドオフ、センターにも走り負けないスピードとキレのあるステップを武器に活躍が期待される。
スーパーラグビーのシャークス、ストーマーズで活躍し29歳でのリーグワン参戦となる。
NTTコミュニケーションズの注目の外国人選手
昨年のトップリーグ20−21シーズンでは、スコットランドの英雄 グレイグ・レイドロー(SH)が日本ラグビーに参戦し、リーグワン開幕年はリーダーとして存在感を示してくれる。
今季、ロブ・ペニーHCを迎え入れ、さらに世界的にも需要が高い選手を獲得したようだ。
マッケンジーアレキサンダー(FL)
日本人の母を持つアメリカ学生優秀賞選手 186cm 105kg 24歳
ワシントン大学を卒業後、リーグワン参戦となる。
スキルが高くアメリカセブンス代表として活躍した実績を持つ。
15人制では、俊足を生かしスクラムやラインアウトからのサイド攻撃でトライまでボールを運ぶ力がありランプレーに期待したい。
オテレ・ブラック(SO)
イケメンであり、ラグビー界では需要が高い選手の 1人。
ニュージーランド出身の26歳 185cm /86kg
スーパーラグビーでは、ハリケーンズ、ブルーズで活躍、U20世代とマオリー・オールブラックスに選ばれた実績を持つ。
卓越したランプレーが非常に評価が高く、リーグワンで、強みを活かしたゲームコントロールが期待される。
ハリケーンズには、ボーデン・バレッドとオテレ・ブラックの2枚の世界的にも素晴らしい司令塔が在籍していた。
イズラエル・フォラウ(FB)
トップリーグ2015シーズンにドコモでプレーしていた事を覚えている人もいるだろう。
世界最高峰のフルバックとして知られる、オーストラリア代表が32歳でリーグワンに参戦する。
194cm/103kgとバックスでは恵まれた体格で、空中戦もランプレーもキック合戦も簡単にこなすスーパースター。
快速を武器に代表では、WTBでも活躍を見せる。
オテレブラックもフォラウの2人のイケメン外国人がリーグワンを盛り上げてくれること間違いない。
マッケンジーアレキサンダー(FL)
日本人の母を持つアメリカ学生優秀賞選手 186cm 105kg 24歳
ワシントン大学を卒業後、リーグワン参戦となる。
スキルが高くアメリカセブンス代表として活躍した実績を持つ。
15人制では、俊足を生かしスクラムやラインアウトからのサイド攻撃でトライまでボールを運ぶ力がありランプレーに期待したい。
カラム・マクドナルド(LO)
オーストラリア出身の若手有望株 21歳でのリーグワン参戦。
204cm/120kgとロックとしては申し分ない体格でチームを引っ張る。
驚くのは、ラグビーを始めたのが17歳とまだ、5年も満たない経験値で日本最高峰のラグビーで戦うのだ。
期待値は未知数。
NTTドコモレッドハリケーンズ注目の外国人選手
昨年は、ニュージーランド代表 TJペレナラや南アフリカ代表のマピンピなど、2019年ワールドカップで日本でも有名となったスター選手を揃えた。両名とも古巣への復帰となってしまったが、今季は日本ラグビーへ再び参戦する代表選手も獲得している。
エルトン・ヤンチース(SO/FB)
トップリーグ2014-17まで、NTTコミュニケーショズで活躍したヤンチース。31歳 176cm/90kg
その後、スーパーラグビーで実績を積み上げ南アフリカ代表としても、42キャプとなった。
バリエーション豊かな司令塔が、リーグワン開幕とともに日本ラグビーに帰ってきてくれた。
ジアニ・ロンバート(FB)
ヤンチースと同じく、南アフリカ出身の若手のホープ。
スーパーラグビーでも、ヤンチースと同じくラインオンズでプレー。スタンドオフ、フルバックとユーティリティーにこなす。23歳 178cm/80kg
小柄な体格だけに、ボールを持ってスピードに乗ると止めるのがやっかいな選手でキックも上手くプレースキッカーとしても得点を積み上げる。
静岡ブルーレヴス注目の外国人選手
昨年は、これまでチーム支えてきた五郎丸歩氏や山村亮氏が勇退したブルーレブス。他チームから有力選手の移籍もいるが、今季より日本ラグビーに参戦する外国人選手にも期待したい。
イシ・ナイサラニ(NO.8)
フィジー出身、オーストラリア代表キャップ11を持つNo.8 26歳
195cm/110kgとNo.8としては、理想とも言える体格でゴール前のディフェンスを弾き飛ばす。
また、ディフェンスのスペースを見つける嗅覚が優れており、「イケる」と判断すれば、どんどんボールを前に運ぶ。
バックスラインへの参加では、センター並みのスピードでゲインラインを突破してくれる。
バックスのディフェンスラインでは、対面には立ちたくない。
横浜キャノンイーグルス
昨年は、日本代表アマナキ・レレイ・マフィが移籍し更にパワフルなフォワードとなったキャノン。
今季は日野からリアキ・モリが加入しているが、外国人選手枠としても大型ロックを獲得したようだ。
コリー・ヒル(LO)
ヴェール代表キャップ32を持つイングランドの名ロック。196cm/117kgと安定の体格。ブレイクダウンでの激しさは英雄サム・ウォーバートンを彷彿させる
足が速く、ゴール前の厚いディフェンスの壁をぶち破るのはコリー・ヒルだ!
コベルコ神戸スティーラーズ
HC は引き続き、ニュージーランド代表のアシスタントコーチとしてW杯2015優勝を経験したウェイン・スミスHC。4年目となる新シーズンで再び頂点を狙う。
他チームからは、HONDAからプロップ 具智元(日本代表)が移籍したが、さら大型ロックを獲得しており、スクラム・ラインアウトの安定感は抜群だ。
ジェラード・カウリートゥイオティ(LO/FL)
ニュージーランド出身 29歳 196cm/117kgとウエイトを武器にロックもフランカーもこなす。
スーパーラグビーでは、ブルーズで活躍。第二のセンターとしてゲインラインを突破しフォワード密集でのブレイクダウンでは、この選手の突破からチャンスが生まれる。
JD・シカリング(LO)
南アフリカ出身の26歳 203cm/117kgと神戸としてはトムフランクリンに続く嬉しい大型ロックの獲得となる。
本代表ではないももの、南アフリカA代表に選出されており、スーパーラグビーではストーマーズで活躍。
NECグリーンロケッツ東葛注目の外国人選手
チームスタッフにはディレクター・オブ・ラグビーに元オーストラリア代表HC マイケル・チェイカ氏が加わるなど、リーグワンの運営方針にしっかり寄り添う形で日本ラグビーの普及にも力を入れている。
昨年は最下位ながらも運営が評価され、今季はディヴィジョン 1スタートとなる。来年も同リーグでの試合となるようしっかりと勝ち点を積み上げたい。
ベン・ヒューズ(SO)
オーストラリア出身の27歳たが、代表キャップを持っておらずスーパーラグビーのチームにも所属していない。
20歳前半の若手で無名選手を獲得するチームはあるが、近年の傾向を見ると、この年齢でスーパーラグビーにも出場していない南半球の選手を獲得するのは珍しい。
ディレクターに就任したマイケル・チェイカ(元AUS HC)が目をつけた逸材とも言える。
ジェイク・ボール(LO)
ヴェール代表キャップは50 199cm/121kgと近代ラグビーの、外国人ロックとして平均サイズだが、デカい!太もも太い!
空中戦だけでなくボールキャリアとしての仕事量もたのもしい。低い姿勢のまま前に突進するプレーが印象的。
相手バックスのディフェンスラインを2人、3人と巻き込み前に突き進む!パススキルは高い方でばないが、たまにくりだすバスケットパスでチャンスを作り出す。
フェトゥカモカモ・ダグラス(FL)
ニュージーランド出身の30歳 190cm 110kg A代表には選ばれていないものの、マオリ・オールブラックスに選ばれた実力をもっている。
スーパーラグビーでは、クルセイダーズに所属し17年・18年・19年(20年〜はコロナで中断)と優勝を経験。誰よりも勝ち方を知っている選手かもしれない。
東芝ブレイブルーパス東京
トップリーグ最終年の順位は9位と東芝らしくない順位で終わってしまったが、SOのトム・テイラーや快速WTB ジョネ・ナイカブラは今季も活躍が期待される。
フォワードの補強でセットプレー、ブレイクダウンに負けない強い東芝を見たい。
ジェイコブ・ピアス(LO)
ニュージーランド出身の24歳 201cm/106kg
スーパーラグビーでは、ブルーズで活躍し、ニュージーランド代表キャップも持つ。
味方がタックルを受けた時のポイントへのよりが速く、ブレイクダウンに勝ちボールを継続するにはジェイコブ・ピアスの運動量に期待。
ヒュー・パイル(LO)
オーストラリア出身の33歳 201cm/115kg
長い手足を武器に、空中戦や相手選手の頭上からのオフロードパス、独走となった選手への起死回生の飛びつきタックルで会場を沸かしてくれるだろう。
東芝は今シーズン、大型ロックを2枚獲得となる。
リコーブラックラムズ東京
トップリーグ最終年、ホワイトカンファレンスリーグ戦ではヤマハを倒し、神戸製鋼とは惜しくも1点差。
くしくもトーナメントではサントリーに不戦敗となってしまったが東芝に競り勝つなど、上位を狙えるチーム。昨年の勢いのまま、リーグワン開幕年も白星を重ねて欲しい。
ブレア・カーマン(FL/NO.8)
スコットランド出身の35歳 188cm/102kg 代表キャプは18を持つ。ロン毛が印象に残る選手。ベテラン臭漂う泥臭いプレーで勝利に貢献する。
ハリー・マリンダ(CTB/FB)
イズランド出身の25歳 196cm/112kgの 超大型バックス
No.8並の体の大きさ。U20イングランド代表に選ばれている実力者でCTB/FB とユーティリティーに活躍が期待できる。
後半20分、途中交代で出てきた相手選手がこのデカさで前に立っていたらフィジカル的にシンドイ。。。
以上がリーグワン開幕年に参戦する新加入の外国人選手。
是非、開場へ足を運んで応援して欲しい。チケットはコロナの影響でネット販売を打ち切る場合もあるため、ネット購入出来ない場合は、当日チケットを現地で購入するしかない。
事前に確認は必要だが、基本的にはホーム側のチームがチケットを販売している。