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ラグビーリーグワンは完全プロ化なのか?ディビジョンの基準は?

2022より開幕となった日本ラグビーの新リーグ リーグワン。正式名称は「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビーリーグワン)」
ラグビーに興味がある皆様、あなたはラグビーリーグワンについてどれほど知っていますか?
新たなる挑戦者、ラグビーリーグワンの基本的な知識から、その誕生の背景、そして他のリーグとの違いについて詳しく解説します。
今後ラグビーリーグワンをより深く理解し、楽しむための参考にしていただければ幸いです。では、まずはラグビーリーグワンの基本から見ていきましょう。

「ラグビーファン必見!ラグビーリーグワンの基本知識」

ラグビーリーグワンとは、一体どのようなリーグなのでしょうか。また、なぜこのリーグが誕生したのか、その背景にはどのような思惑があったのでしょうか。
そして、我々が普段目にするトップリーグとは一体何が違うのか、その違いについても詳しく見ていきます。これらの疑問を解き明かすことで、ラグビーリーグワンの魅力をより深く理解し、楽しむ一助となれば幸いです。

- 「ラグビー界の新星、ラグビーリーグワンとは?」

2022年より発足する国内新リーグの名称で、略称は「リーグワン」。

2003年から2021年まで続いたトップリーグに代わる、日本国内ラグビーの最高峰リーグです。

参加チームを見ていきましょう。
これまでのトップリーグ14チーム編成から変わり、ディビジョン1~3で分けられています。ディビジョン1は12チーム、ディビジョン2は6チーム、ディビジョン3は5チームの合計23チームです。
ホーム&アウェイ方式でリーグ戦は行われるため、各チーム ホストエリア(ホームタウン)を設定することがリーグ参加への条件となっています。※以下のチーム編成は2023ー24シーズン

ディビジョン1

チーム名 旧チーム名 ホストエリア
花園近鉄ライナーズ 近鉄ライナーズ 東大阪市、大阪府
三重ホンダヒート ホンダヒート 三重県
三菱重工相模原ダイナボアーズ 三菱重工ダイナボアーズ 神奈川県、相模原市
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ クボタスピアーズ 東京・江戸川、中央区、千葉・市川、船橋、千葉、市原、成田各市
コベルコ神戸スティーラーズ 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 兵庫・神戸市
埼玉パナソニックワイルドナイツ パナソニックワイルドナイツ 埼玉県
静岡ブルーレヴズ ヤマハ発動機ジュビロ 静岡県
東京サントリーサンゴリアス サントーリーサンゴリアス 東京都、港区、府中、調布、三鷹各市
東芝ブレイブルーパス東京 東芝ブレイブルーパス 東京都、府中、調布、三鷹各市
トヨタヴェルブリッツ トヨタ自動車ヴェルブリッツ 愛知・豊田、みよし、名古屋各市
横浜キヤノンイーグルス キヤノンイーグルス 神奈川・横浜市
リコーブラックラムズ東京 リコーブラックラムズ東京 東京都、世田谷区
ディビジョン2・3は以下の通り。()内はホストエリア

ディビジョン2

・浦安D-Rocks
・NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(大阪市)
・NECグリーンロケッツ東葛(千葉・我孫子、柏、松戸、流山、野田、鎌ヶ谷各市)
・釜石シーウェイブス(岩手・釜石市)
・豊田自動織機シャトルズ愛知(愛知県)
・九州電力キューデンヴォルテクス(福岡・福岡市)

ディビジョン3

・クリタウォーターガッシュ昭島(東京・昭島市)
・清水建設江東ブルーシャークス(東京・江東区)
・日野レッドドルフィンズ(東京・日野市、八王子市および周辺地域)
・中国電力レッドレグリオンズ(広島県)
・マツダスカイアクティブズ広島(広島県)

- 「ラグビーリーグワンはなぜ誕生したのか?」

ラグビーリーグワンの誕生背景には、いくつかの要素が組み合わさっています。その一つが、日本国内のラグビー人口の増加に対する対応です。

近年、ラグビーワールドカップの開催や、テレビ放送によるラグビーの普及等により、日本でもラグビー人口が増えてきました。その中で、より高いレベルの競技を求める声が高まっていました。

それに対する解答の一つが、ラグビーリーグワンの設立でした。これは、全ての選手がプロとしての地位を持つことで、より高い競技レベルのリーグを実現しようという試みでした。

アマチュアとプロが混在する従来のリーグ形式から一線を画し、全選手がプロフェッショナルとして競い合う場を提供することで、試合のレベルアップだけでなく、選手の待遇改善や生活環境の整備にも繋がるという考えからです。

また、ラグビーを一層市民権に定着させるためにも、ラグビーリーグワンの設立は重要でした。

プロスポーツとしてのラグビーの地位を確立することで、より多くの人々がラグビーに触れ、またその魅力に引き込まれる機会を作り出すことが可能になります。

地域密着のファンづくりですね。

さらに、リーグワン設立によって、国際的な視野も広がりました。世界各地からのトップ選手が集まることで、日本のラグビーが世界レベルの競争力を持つことが可能になります。

これらがラグビーリーグワンが誕生した背景です。

「トップリーグとラグビーリーグワンの違い」

各チームはそれぞれ活動拠点となる地域をホストエリアに定めており、チーム名にはホストエリアの地域名が加えられます。

「地域活性化」を目指すために変更されましたが、リーグワン設立1年目のディビジョン1への選定においては、単に強いだけでは選ばれませんでした。

日本ラグビーの活性化に向けた各チームの取り組みや今後の目標も評価されています。

4つの実現するべきミッション

・ファンが熱狂する非日常空間の創造
・地元の結束、一体感の醸成
・日本ラグビーの世界への飛躍
・社会に貢献する人材の育成
上記ミッションを、要約して条件に落とし込むと以下のポイントが挙げられます。
1.均衡した試合ができること
2.ホームエリアを設定しラグビーの試合を優先出来るスタジアムを持っていること
3.ビジネス化して成り立つチームであることまたは、それに向けたビジョンがあること
4.ラグビーの普及活動をおこなっていること。
では、まず一つ目の、均衡した試合の条件から見ていこう。

1.均衡した試合ができること

ビジョンにもある、ファンが熱狂する非日常空間の創造に当たるがやはり常に決勝戦のようなファンが熱狂する熱い試合が求められます。
トップリーグのように14チームが総当たりで戦う試合では、上位チームと下位チームとの試合では下位チームが、大敗することも少なくありません。
試合としては、面白くない。勝っているチームのファンも負けているチームのファンも同じ思いです。それは、観客数にも響いてきます。
サントリーの試合でさえ、大差が開いてしまう下位チームとの試合は、東京の秩父宮ラグビー球技場で試合したとしても5,000人に満たないのが現状です。
これでは、ファンが熱狂する空間は作れません。もちろん、上位チームの均衡した試合では20,000人を超えきます。

2.ホームエリアを設定しラグビーの試合を優先出来るスタジアムを持っている

リーグワンのビジョンは「あなたの街から、世界最高をつくろう」です。
新リーグのディビジョンはJリーグと同じように、ホーム&アウェイ方式での試合となる。ホームエリアを定め、5,000人以上収容できるホームスタジアムを構えることが条件となります。

ココがポイント

スタジアムを新しく構えなくてもラグビーの試合が優先的に出来るスタジアムを確保する必要がああります。

リーグワン スタジアムの状況
チーム名 都道府県 ホームスタジアム
花園近鉄ライナーズ 大阪府 花園ラグビー場
三重ホンダヒート 三重県 鈴鹿スポーツガーデン
三菱重工相模原ダイナボアーズ 神奈川県 ギオンフィールド
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 東京都 江戸川区陸上競技場
コベルコ神戸スティーラーズ 兵庫県 ノエビアスタジアム神戸
埼玉ワイルドナイツ 埼玉県 熊谷ラグビー場
静岡ブルーレヴズ 静岡県 ヤマハスタジアム
東京サンゴリアス 東京都 味の素スタジアム
東芝ブレイブルーパス東京 東京都 味の素スタジアム
トヨタヴェルブリッツ 愛知県 豊田スタジアム
横浜キヤノンイーグルス 神奈川県 ニッパツ三ツ沢球技場
ブラックラムズ東京 東京都 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
スタジアムに関してはリーグワンの森理事長も、達成目標ではなく、努力目標としています。
東京にはラグビーの聖地ラグビー場もありますし、国立競技場もあるためホームスタジアムがなくとも、都内であればファンは足を運ぶことが出来ます。
また、ホームスタジアムで試合をするのであれば、見に来てくれる人を増やす必要があります。たくさんチケット売って、観客を増やし、グッズを販売し収益を上げていく必要もあります。
事業として成り立たせ、ラグビーの普及や更にチームを強化していくことが求められています。

3.チームの稼ぐ力が大事!

例えばNECは、他球技とのパッケージにて自立運営によるビジネス化を推進しています。
具体的には
・チーム強化
・チームコミュニティ活性
・収益性向上
の3本柱で、ビジネス化を加速し、成果の最大化を目指しています。

NECは、企業スポーツチームであるNECグリーン
ロケッツ東葛(ラグビー)とNECレッドロケッツ
(女子バレーボール)について、地域コミュニティ
と連携しながら、自立運営によりビジネス化を
目指す活動を開始します。また本活動を加速
するため、「スポーツビジネス推進本部」
2021年6月1日付で新設しました。
HP

その他には
東芝とヤマハが、企業母体の100%出資の子会社を設立 事業会社となとなっています。しかし、ほとんどのチームは、構想はあるものの実行には移っていないのが現状です。

4.ラグビーの普及活動もすべし!

日本ラグビーの普及においても、重要視されています。なぜならば、日本ラグビーの競技人口は思っている以上に少ないのです。
ラグビー人口は約10万人
サッカーは、愛好者含めて436万人
ちなみに、個人競技の弓道は12万人を超えます。
ゴールデンのTV中継では、あまり試合を見ることがない個人競技の弓道よりラグビーの人口は少ないのです。
日本ラグビー界においては、小学生から大人になるまでラグビーを継続出来る基盤作りが必要になってきます。
ラグビー人口が一番多いとされる年代は小学生です。
中学生に進学しても、ラグビーが出来る環境に巡り合えず離れていく選手も多いです。

ココがポイント

NECはもちろん、キャノンや神戸製鋼、これまで、ラグビスクールやアカデミーを運営していなかったチームが地域でのラグビー普及活動に貢献しています。

小学生のみならず、中学生、将来的には高校生もユースチームとして構えるビジョンを打ち出しているチームもあります。

「完全プロ化の真実!ラグビーリーグワンのプロフェッショナリズム」

ラグビーリーグワンはその構想がはじまって以来、一貫して「完全プロ化」を掲げてきました。これは選手がラグビーに専念できる環境を確保し、より高いパフォーマンスを引き出すという狙いからです。
しかし、具体的にはどのような取り組みが行われ、その成果はどう表れているのでしょうか?また、その影響は選手だけにとどまらないことを知ることで、より深い理解が得られます。
ここでは、ラグビーリーグワンの完全プロ化への道のりと、その外国人枠について掘り下げていきましょう。

- 「ラグビーリーグワンは完全プロ化しているのか?」

ラグビーの新リーグを語るうえで外せないのが、完全プロ化構想です。
ワールドカップ2019日本大会を機に加速した構想でしたが、賛成した企業が少なく完全プロ化とは至りませんでした。引き続き、企業の正社員としてラグビーを行う選手が大半を占めます。
もちろん中には、プロ契約の選手もいますし、全員プロ契約の選手も存在します。
・トップレベルのパフォーマンスを発揮したい選手
・将来に渡りラグビーを職として生きて行きたい選手
・自営業など、引退後も職が保証されている選手
はプロ契約を望む傾向にああります。
やはり、プロ化のメリットは、毎日会社に行く必要が無い点でしょう。ラグビー選手として入社した以上、そこまでどっぷり仕事に入り込む事は無いものの、仕事を与えられる選手はストレスを抱えているのが現状です。

さらに詳しく

例えば選手の過密スケジュールによる負傷リスクの増大などにも対処する必要があります。

気になる外国人枠。オール外国人も可能?

試合の鍵を握るといっても過言ではない外国人選手の起用です。
神戸製鋼が優勝した2019-2020シーズン、注目を集めたのは、元ニュージーランド代表のダン・カーターだった。そして、2020-2021シーズンでは、サントリーと契約した、ボーデン・バレット
ラグビー界のスターと言われる選手が続々と日本のチームでプレーしています。
そして、その都度「外国人選手は何人試合に出れるのか」が疑問に上がりますがラグビーファンの方にはわかりにくいです。
日本国籍を取得していれば日本人としてカウントされるくらいはわかります。
今回、リーグワンにおける外国人枠のルールでは、条件が揃えば、超最強の布陣で試合に臨むことができます。

外国人枠は4人!そのうち他国代表選手はMAX3人

お金をふんだんなく使えば、
・スクラムハーフ(9番)にニュージーランド代表、
・スタンドオフ(10番)にニュージーランド代表、
・フルバッグ(15番)にニュージーランド代表
という既に他国で代表選手として活躍している逸材を3人まで活用する事が出来ます
その他に、他国体表にも選ばれいおらず、日本代表資格も獲得していない選手がいれば1名追加して合計4名まで出場することが出来ます。
そして、その他に日本国籍を取得していなくても外国人日本代表選手がチームに所属していれば、何人でも出れます。

脅威!外国人日本代表選手の存在

実際に、同じチームに10人以上の日本代表が所属することは非現実的ですが、他国代表選手3名+外国人選手1名+日本代表資格を持った外国人3名+日本国籍を取得済みの外国人選手6名が所属していればオールカタカナの可能性は0%ではないのです。

日本代表資格

1その国(地域)で本人が生まれた。
2両親または祖父母の内の一人がその国(地域)で生まれた。
3本人が36カ月以上継続してその国(地域)に居住している。

- 「入れ替え戦について」

ラグビーリーグワンでは、競技レベルの向上と公正性を確保するために、昇格・降格制度が設けられています。

ココがポイント

これは各ディビジョン間での動きを可能にし、チームの活力と競争心を促進するとともに、試合のエキサイティングさを保つ役割を果たしています。

この制度の具体的な適用方法は以下の通りです。

シーズン終了後、各ディビジョンで下位に終わったチームは一つ下のディビジョンの上位チームと入れ替え戦を行います。

入れ替え戦で勝利したチームは昇格します。ただし、上位ディビジョンに昇格するチームは、経済的な安定性と選手育成の体制が確立していることが求められます。

ディビジョンへの昇格を目指すためには、単に試合に勝つだけではなく、経済的な持続可能性を維持し、若手選手の育成に力を入れるなど、全体的なチーム組織の強化が求められます。

特に、上位ディビジョンへの昇格は、経済的なメリットだけでなく、観客動員やスポンサー獲得におけるブランド力向上、更には選手やスタッフのモチベーション向上にも寄与します。

一方、降格はチームにとって厳しい試練となるかもしれませんが、その一方で新たな改革や挑戦の機会ともなり得ます。

このように、入れ替え戦制度は、ラグビーリーグワンがより競争力のあるリーグとなるための重要なメカニズムであり、チームの経済的な健全性、選手の育成、そしてファンの期待を結びつける役割を果たしています。

まとめ

ラグビーリーグワンは、ラグビー界に新たな風をもたらし、全てのチームがプロ意識を持ち高い競争力を持つことを目指しています。
全チームが一定のスタンダードを満たすことで、競技のクオリティを高め、観客にとって魅力的なリーグを創り出しています。
特に、外国人枠の規定、ディビジョン間の移動を可能にする上昇・降格制度、各ディビジョンの基準設定などが独自の特徴となっています。
<今回説明のポイント>
・ディビジョン分けは強さだけではない。
・しかし、結局入れ替え戦で負ければ次年度は下位リーグ
・完全プロ化ではない。
・外国人選手は条件が揃えばたくさん使える
それでは、ラグビー場に足を運びましょう!

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