このページでは、スクラム時のスクラムハーフのオフサイドラインについて解説いたします。このページを見ることで、試合を見ていて「何で9番は1人だけ前からプレッシャーに行っていいの?」と疑問に感じることも無くなるでしょう。
目次
スクラム右サイドからのプレッシャーのオフサイドライン
ディフェンス側のスクラムハーフは基本的に、ボールを入れるスクラムハーフと同じ右サイドからプレッシャーに行きます。下記画像では黒がディフェンスです。
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この時、ディフェンス側のスクラムハーフは 、ボールがスクラムの中にある間 、片足でもボールより前に出した場合にはオフサイドとなります。
逆に言うと、ボールの手前まで唯一プレッシャーに出れるのがスクラムハーフのポジションなのです。
一方でアタック側のスクラムハーフもスクラムの最後尾No.8より前に出てしまうとオフサイドとなります。
また、スクラムハーフは 、スクラムの中を通るボールを追う際に 、フランカーとNo.8の間のスペースに入って行ってはいけません 。下記の画像を見るとわかるように、スクラームハーフが「俺の位置はオフサイドじゃないよー!」とアピールしていますよね。
スクラム左サイドからのプレッシャー
スクラムハーフはスクラムの左サイドからプレッシャーに行くことも出来ます。相手のアタックの人数や、スクラムを組む場所によってはスクラムハーフが左サイドに回らないとディフェンスの人数が足りなくなる場面もあるのです。
しかし、左からのプレッシャーに行く場合、オフサイドラインが変わってきます。味方スクラムの最後尾No.8の足がオフサイドラインです。
アタックのスクラムハーフにしつこくプレッシャーに行く事は出来ませんが、左サイドのディフェンスラインを厚くしたい場合には、このポジショニングに移動します。
アタックのスタンドオフ(10番)にもよりますが、「この位置に立たれる方が嫌だ!」という時も少なくありません。状況によっては、ディフェンスを有利に運ぶ事も出来るのです。
以上スクラム時のスクラムハーフのオフサイドラインについて解説しました。下記ポイントのおさらいです。
ポイント ・片足でもボールの前に足が出るとオフサイド ・相手フランカー(6番7番)とNo.8(8番)の間に割り込んではダメ。 ・スクラム左サイドからのプレッシャーは味方チームのNo.8がオフサイドライン
イラストソース:http://laws.worldrugby.org/?law=20&language=EN
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