スクラムの時、レフェリーは何て言ってるの?ラグビー経験がない方は、ラグビーの試合を見ていると疑問に思う事が多々あるでしょう。
だいたい覚えたルールも、試合を見る度に新しいルールの名称が聞こえてくるのではないでしょうか。
このページでは、レフェリングの中でもスクラムコールについて紹介します。
目次
スクラムでのレフェーリーの声「クラウチ!バインド!セット!」
このコールが、2019年時点スクラムを組む時の世界共通コールです。まず『クラウチ!』。この言葉がかかると、スクラムの最前線に陣取るフロントロー(背番号1番2番3番)から身を屈めてスクラムを組める姿勢に入ります。
スクラムを組み合う為の最初の準備です。
若干前のめりになり、それを2列目のロックの選手が前に行かないように引き止めている状態です。
次に『バインド!』。この言葉でプロップ(1番と3番)が手を伸ばし相手のプロップのジャージを掴みます。
以前まではタッチをして相手プロップに触るだけで良かったのですが安全のために、今では相手のジャージを掴むことがルール化されています。
タッチだけでは制止する事なく、組む瞬間にスピードがついてしまい衝撃がかなりありました。スクラムが崩れてしまい怪我(頚椎損傷など)に繋がる危険性がありました。
最後に『セット!』。この言葉でスクラムが開始で組み合います。
セットは、「スクラムを形成して下さい。」の意味です。
この時重要なのが、双方のチームがタイミングよくスクラムを組まないといけません。片方のチームだけが、当たりに行くと、スクラムが崩れてしまいます。相手チームの気迫にビビり故意に避けたりするとシンビンを取られる可能性もあります。
それでは、スクラムのコールが理解出来たところで、スクラムの動画を見てみましょう。レフェリーの声もはっきり聞こえてくるのではないでしょうか。
過去、スクラムのコールは、以下の順で変更されてます。
①クラウチ タッチ ポーズ エンゲージの4コール
②クラウチ タッチ セットの3コール
③クラウチ バインド セット
②クラウチ タッチ セットの3コール
③クラウチ バインド セット