アタックしているファンの声援をため息に、ディフェンス側はため息を大声援に変えるバッキング・ディフェンス。
「痛っ!!」となるような激しいタックルではないが、ピンチをチャンスに変えるこのタックルは、スーパータックルと言われればスーパータックルなのかもしれない。
「トライラインまであと数メートルなのに!」という場面もよくあるチームを救うトライライン間際のタックルは、走るコースやスピードを調整し、相手をライン際に追い詰めるタイミングが重要になってくる。
間合いを詰め、内へのステップをケアし、ボールキャリアが外にしかステップを踏めない状況を作りだす事が出来ればディフェンス側が勝つ場面が多い。
1対1の場面が多いフルバックではニュージーランド代表のベン・スミスやダミアン・マッケンジー、日本代表の松島 幸太郎のタックルスキルが優れている。
また、タックルに入るのではなく、ボールキャリアの踵に手を当て足を引っかけるタックルは、1度ボールキャリアに抜かれた選手がボールを奪い返すディフェンスとして多く見られる。