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ラグビーQ&A

ラグビーポジション 体が小さくても出来るポジションは?

良く言われる事だが、ラグビーとは色々な体格の人間が出来るスポーツである。太った人、痩せた人、背の大きい人、小さい人。足の速い人、遅い人。どんな人でも「合うポジション」が存在すると言われている。

もちろん鍛え上げた肉体同士でぶつかり合うスポーツなので、体格は大きくて立派なのに越した事は無い。だが体が小さくても出来るポジションが、実はラグビーには複数存在するのだ。

フォワード(1番~8番)体が小さくても活躍出来るポジションはフランカー

フォワードはフィジカルの強さが特に要求されるポジション。立ちはだかる相手ディフェンスを少しづつ少しづつ力で押し込んでいく必要がある。

その為、どのポジションも90kg以上の体重が要求されている。(大学生・社会人

特に1番から5番は俗に「前5人」と言われるが、これは全力で押し合うスクラムの中心となるので体の小さい人には厳しい。

1番~3番は、スクラムの先頭に立ち、相手と組合み、5番~8番の5人からかかってくる重力にも耐えなければいけない。体の小さい人でも務まるのはフランカーと呼ばれる6番7番であろう。

フランカーとして世界的に有名な選手、ワールドカップを2011年、2015年と2大会連続で制したニュージーランドの元キャプテン リッチー・マコウ氏の名が挙げられる。

以下動画の一番前でハカをしているのが、リッチー・マコウ氏

 

フランカーで一番大事なスキルはコレだ!

フランカー タックル

現代ラグビーにおいて、特に世界においてはフランカーも空中戦に参加するようになり、ある程度の身長は求められるようになった。

しかし、昔から変わらないものがる。

重要スキル

それはフランカーにとって最も必要な技術は「タックル」であるという事。

タックルの技術を磨けば、体格の小さい人でも十分にフランカーは務まる。突出したタックル技術があれば監督やコーチは絶対に選ばざるを得ない。

それほどまにで、卓越したタックル技術を持つ選手は貴重な存在なのだ。

法政大学のタックラー 内田剛

1992年の大学選手権。この年は法政大学が決勝で早稲田大学を破り実に25年振りの大学日本一に輝くのだが、この年の法政の6番フランカーが「炎のタックラー」と呼ばれた内田剛選手である。

内田選手は身長わずか160cmだったが、この低い身長を逆に自分の武器とし、足元に入る低いタックルで相手を止めまくり試合の流れを法政大学のものとした。

 

フランカーには小さくても活躍した選手がいたことは事実だ。トライにも絡むプレーも多いポジションであり人気も高い。

しかし、蜜集でプレーする事が多いフォワードのポジションだけに、ある程度の体重(ウェイト)は必要になる。必要な体重(ウェイト)は各年代で変わってくるが、体が小さいほとんどの人は、フォワード(1番~8番)ではなくバックス(9番~15番)をやるたい選手が多いのが現状だ。

バックス(9番~15番)で活躍するならスクラムハーフ?

バックスであれば、体が小さいポジションはにおいてまずピックアップされるのが9番スクラムハーフである。

このスクラムハーフというポジションは15個あるラグビーのポジションの中で一番体格の小さい人に適している。スクラムハーフに一番求められているのは「素早さ」と「パススキル」だからだ。

攻撃の流れを崩さないよううに、スタンドオフが求めるタイミングで最高のパスを供給するスキルを一級品にすればフィジカルが弱くても確実なアドバンテージ(ほかの選手より有利なポイント)となる

日本代表歴代の名スクラムハーフと呼ばれる人達を見ても、宿沢広朗、堀越正巳、田中史明と皆170cmに満たない身長である。この小さなプレーヤーが大男揃いのフォワードのプレーヤーを自由自在に動かす様子は正に猛獣使いである。

 

活躍出来るのは、スクラムハーフだけじゃない。

体が小さい選手のおススメポジションとしてピックアップされるのスクラムハーフだが、活躍出来るポジションはスクラムハーフだけではない。

むしろ、バックスであれば9番~15番まで活躍する事が出来る。つまり、体が小さいからと悩まずやりたいポジション選べば良いのだ。

スタンドオフは体が小さくても大丈夫?

司令塔と言われる10番 スタンドオフ。世界的に有名な選手で言えばニュージーランド代表として活躍した、ダン・カーターやボーデンバレットの名前があげられる。

このポジションは、試合を動かす頭脳となるわけだが、一番求められるスキルは以下だ

求められるスキル

・パスが上手い

・キックが上手い

・状況判断が優れている

何も、身長が高くて重い体重(ウェイト)が必要ではないのだ。日本でも、得点ランキング2位の記録を持つ 広瀬佳司氏は170cm・74kgの小さな体でありながら、世界を相手に大活躍した。

センターも体が小さくても活躍出来る?

12番、13番を付けたセンターはどうだろうか。

世界的に有名な選手で、ニュージーランド元代表にマア・ノヌーという選手がいた。ノヌーは身長182cm、体重110kg。とフォワード顔負けの体格で活躍した。

またオフロードパスと超ハードなタックルで人気 のソニー・ビル・ウィリアムズも身長194cm、体重108kgの恵まれた体格だった。

このように、基本的にセンターというポジションは、バックスラインの中でもディフェンスの壁を突き破るポジションのため、体格としては、フランカーの選手と同じくらいの体格が多い。

ディフェンスの壁をぶち破るパワーとスピードを備えるためにも、基本的に身長180㎝以上が多いポジションなのだ。

そんな中、180㎝以下の身長で大活躍した選手もいる。元オーストラリア代表のマット・ギタウ氏だ。
日本のサントリーでも活躍したギタウは、身長178㎝ 体重85kgの体格↓

ソース

この体格で、オーストラリア代表キャップ 103を保持している。しかも、この体格で、 ニュージーランド代表のノヌーやソニービルと互角に戦っている。

やはり、体格ではない。求められるスキルが備わっているかが重要だ。

求められるスキル

・パスが上手い

・瞬発力

・ボールコントロール

・卓越したタックルスキル

ウイングは巨漢が多いポジション

ウイング 巨漢

ウイングというポジションは、あの世界を驚かせた元ニュージーランド代表で国民的英雄ジョン・カーワンの登場以来、怪物ジョナ・ロムーなど快速+巨漢の道を辿っていったのだが、2019年のワールドカップでは久々に小型のウイングが現れた。南アフリカ代表のチェスリン・コルビである。

コルビも身長わずか171cmしかないのだが、一瞬で相手を置き去りにするその類稀なるスピードを武器に、南アフリカのワールドカップ優勝に大きく貢献した。

日本代表で活躍した、福岡賢樹選手も決して大柄の体格ではない。俊足と華麗なステップを武器に日本代表初のベスト8に大きく貢献した。

求められるスキル

・”ここぞ”という時に必ずトライしてくれるスピード

体が小さいとフルバックはさすがに無理?

背番号15番 最後の砦と称されるフルバックはどうだろうか。

2015年ワールドカップで日本代表として活躍した、五郎丸歩選手は、185㎝ 99kgと恵まれた体格。世界的に有名な選手では、オーストラリア代表のイズラエル・フォラウは193㎝ 103kg。ニュージーランド代表のベン・スミスも186㎝の高身長だ。

やはり、高いパントキックを確実にキャッチングしなけれならないフルバックは、高い身長が求められるのだろうか。

そうではない。キャッチングも高いジャンプ力と落下地点の性格な読みが出来ればカバーできる。求められる能力は体格でカバーできない要素が多い。

求められるスキル

・キックが上手い

・スピード

・状況判断が優れている

・卓越したタックルスキル

・キャッチングスキル

 

上記の中でも、キックが上手い選手は、プレー中のキック処理だけでなく、トライ後のコンバージョンキックやペナルティーキックも任される事が多い。

ウェールズ代表として活躍したハーフペニーは、178㎝の身長ながら精度の高いキックとハイボールにも強く26歳の若さにて60キャップを超えた逸材だ。

2015年のウェール代表フルバックの招集メンバーの中には、173cm 78kg の体格の選手もいた。その名はマシュー・モーガン

↓マシュー・モーガン プレー集

最後に

このように、ラグビーでは体格の小さな人でもバリバリ活躍出来るポジションが実は複数存在する。決して、大男達が力任せにぶつかり合うだけのスポーツではない。

体格に恵まれなくても、自分の強みを見つけ、強みをとことん磨いた選手はチームに必要な存在として重宝されている。

ラグビーで一番きついポジションは?

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