このページではペナルティーの中でもキックした時にレフェリーに増えを吹かれてしまうオフサイドについて解説します。このページを読めばキックした後に「ピー!」とレフェリーの笛がなっても「んっなんで?」という事は無くなるでしょう。
目次
ラインオフサイド
キックオフやロングキック、ゴール前の一発を狙ったキックパスを蹴る際に、よくあるオフサイドの1つです。スクラムハーフ(9番)やスタンドオフ(10番)がボールを蹴った時、キッカーより前にいるプレイヤーは全員オフサイドプレイヤーとなります。
上記イラストだと、1番から9番は全員オフサイドプレイヤーとなります。なので、オフサイドが解消するまでは相手にプレッシャーに行ったり、タックルに行ったりするとオフサイドの反則を取られてしまいます。
オフサイドの解消
では、どうすればオフサイドが解消になるのか?
オフサイドの解消には、①味方プレイヤーの動きによるオフサイドの解消と、②相手プレイヤーの動きによるオフサイド解消の2パターが存在します。では、この2パターンについて解説していきましょう。
①味方プレイヤーの動き
・キッカーが1番から9番※を追い越した場合
・キッカーより後ろにいたプレイヤー(イラストは11番から12番)が1番から9番※を追い越した場合
※早く追い越してもらうために1番から9番は後退してもよいです。また、全員を追い越す必要はありません。追い越された人からオフサイド解消となります。
以上の2点によりオフサイドが解消となります。続いて相手プレイヤーの動きによるオフサイド解消です。
②相手プレイヤーの動き
・ボールをキャッチしたプレイヤーが5m走る
・ボールをキャチしたプレイヤーが味方にパスをする。
・ボールをキックする。
上記3点のプレーを相手がした場合にラインオフサイドは解消となります。
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10メートルオフサイド
キック時のオフサイドとして知っておきたいオフサイドが10メートルオフサイド。このペナルティーはボールが落下する10メートル以内にいる選手がプレーに参加すると取られてしまいます。
ハイパントキックなどの高く蹴り上げるキックをした際に起こりやすいオフサイドの反則です。通常高いキックを蹴る際は、高く遠くに蹴り上げ味方を走らせます。下記イラストくらいを狙います。
しかし、稀にミスキックをしてしまう事があります。そうすると、下記のイラストの位置くらいにボールが落下してしまいます。そうです。フォワードがいるところに落下してしまうのです。
この場合、フォワードの1番から8番のプレイヤーはボールが落下する10m以内にいるので全員オフサイドプレイヤーになります。なので、「やばいっ!10メートルだ!」と気づいたら、下記のルールを守る必要があります。
・ボールの落下時点から10m後退する。
・10m後退する前に味方のプレイヤーが追い越す。
上記に2点にてオフサイドを解消することができます。ラインオフサイドと異なる点は、10メートルオフサイドでは、相手プレイヤーがどんな動きをしてもオフサイドが解消されることはありません。
つまり、相手のプレイヤーがボールを持って5m走ったり、パスしたり、キックをしても上記2点によりオフサイドを解消していないプレイヤーはプレッシャーに行ってしまうと「ピーッ!」と笛を吹かれてしまう
まとめ
以上、キックによるオフサイドについて解説いたしましたが、最後に「まとめ」です。
1.キックしたプレイヤーより前にいるプレイヤーはオフサイドが解消するまで動くべからず!
2.キックしたボールが落下する地点にいるプレイヤーは10m後退すべし!
2021年のルール変更以降 、試合の流れを大きく変えるキックの重要性を増しています。現在活躍しているプロキックコーチの存在も更に注目されるでしょう。
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